この世は対比で溢れています。好きの対は嫌い。醜いの対は美しい。親と子。機械と人間。成功と失敗。詩的に紡がれる親子のとある一幕を、是非。
とにかく文章が美しいです。散りばめられた詩的な表現。読み始めてすぐ、それらに圧倒されます。また、主人公の心情が鮮やかに描き出され、そして"親子"の絆が伝わってきます。どこかダイレクトに。そして、暖かさとともに。繊細で美しく、胸に迫ってくる作品。予想のつかない展開で、それもまた面白く、とても読み応えがあります。本当に、美しい物語でした。出会わせていただいて、ありがとうございます。
僕が「親子」というお題を出して、返ってきた作品です。圧倒的な奥深さで読んだ者を思考の渦に放り込む、短くも面白い超大作です。ぜひ読んでみてください!(*>д<)