終わりが来る頃

 毎日、自分の死に際を想像する。余命なんて分からない程ある僕が。自分の為にしか生きていない僕が。死に様なんて選べない僕が。「死にたいよ」そう声に出す度に、神はこんなちっぽけな僕に生を差し出す。「未来を与えないで」なんてそんな事、弱い僕に言わせる時間さえも、見出してくれないんだね。

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