事前準備
「こんな美少女と一緒に住むなのにため息をしたと!?」
先程のため息を勘違いしたβが不満な態度でαを見て暴れている。
「ああ、わかったわかった僕のせいだからクッキーを僕に投げないでくれ」
αはβを次のクッキーを投る前に謝った。
「ふん。早く謝ったらこんな目に遭わないなぁ」
「誰かさんが勘違いしたのせいだ..」
αはβに聞けないように小さな声で文句を言った。
「僕はこの後任務があるから食事は自分で済ませて、冷蔵庫にある物は使ってもいい」
「ふん...わかった、行ってらしゃい」
βは少々不機嫌そうだが、挨拶はちゃんとやりました。
「...まさか精神拷問より辛い」
ルームに出て弱音を吐くαがこの後の任務についての情報を取るために知り合った情報屋のところに向かう。
*************************************
2221年2月2日 19:00
都市中心にあるカフェ
目的についたαは注文した飲み物をカウンターに取って一番奥の席に向かう。
「来たか、予想以上遅かったな」
「予定外のことがあったからすまない」
αはジョンの前にある席を座って話を再開した。
「しかし、ジョン君は結構悪趣味な、こんなところで取引を」
「木を隠すなら森の中、だからここは最も理想なところではないかい?」
目の前にいるのは三十代くらいで背が高いの金髪男ジョン。ジョンは数年前の任務を実行する途中で偶然に救出した情報屋。あの時、ジョンは偽情報をαの任務始末対象の取引相手に売って金を稼ぐ。だが、相手が情報は偽物と知った後ジョンを捕まてお土産としてαの始末対象にあげるってその様になった。幸い、その任務は皆殺しではなく斬首行動ですからさもないとジョンもその始末対象の副葬品として死ぬかもしれない。
「それより情報は?」
「勿論用意した、俺は誰と思う」
「...偽物じゃないだな?」
「その昔のことを掘り出すなよ、偽情報を売るのはあれからもうやらないってそう誓ったから」
「念のためだ」
「それよりお前、結構疲れた様子を見るのははじめてだな」
ジョンは一つのデバイスをテーブルに置き、会話のトピックを変えた。
「僕を心配するふりして情報を得たいのは相変わらず汚い手段なジョン」
「おいおい、情報は俺達情報商人にとって命と同じレベルの物だぞ」
「汚い手段は否定してないか」
「重要な情報を得られるならそれぐらいは俺がいくらでもするぞ」
自慢な態度で人間性を簡単に捨てるジョンは他のデバイスを左のポケットの中に取り出してαにくれた。
「...僕は他の情報を頼んでいないぞ」
「それはある人がお前に渡したいって俺に頼んだ物、...それと、そのデバイスに厳重注意しないといけないことがある」
疑問があるαにジョンがさっきチャラな態度ではなく真面目で説明する
「…それは?」
「その一つはデバイスは規定な時間を過ぎないと起動できない。もう一つは起動した瞬間である信号が転送する。誰かに送るか知らせていないけど、俺の勘で受信方は非常に危険だ」
「..てこの危険物を僕にくれた人の正体はもう調べた?」
「それは確認したけど相手はお前には言えないだって伝えだ」
「...厄介な物しか感じられない」
依頼者の情報を知らないままでこの物をもらうか...。
「一応依頼者が害がないと確認しだし、それて相手はお前の知り合いだからそれを渡した」
「面倒なことが次々来たのか...」
「能者多労ってそう思っていたらそんなに辛くないかなぁ」
自分が一体何かしたのかこんな窮地になっちまったっとαがそう考えて時間を確認した。
「...そろそろ時間だ。報酬はいつもどおりで?」
「それでいい、あの物の報酬はもう貰ったから。じゃな」
「ああ..」
αは自分の飲み物代を支払って任務地点に向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます