第3話 ルビ・傍点機能

多くの小説投稿サイトではルビを振る機能がある。

もちろん、このカクヨムも例外ではなく、多くの人が使用している。


使い方はとても簡単で、ルビを振りたい文字の前に縦棒〝|〟を置き、後ろに二重山括弧で括ってやるだけだ。


強敵とも これは〝|強敵《とも》〟と記述すれば良い。



さて、ここからが本題だ。


    全角スペース×4

これは〝|    《全角スペース×4》〟と書いてみた。



ふむ、上手くいくようだ。

ならば、これはどうだろう?


    

これは〝《《    》》〟と書いてみたものだ。



半角SP×4』さらに『



これは〝| 《半角SP×4》〟さらに〝《《 》》〟と書いてみたのだが、どうにもワケの分からない表示のされ方になる。

そもそも、連続した半角空白は一つに切り詰められる仕様のようで、恐らく意図したとおりに動かない


さらに!

    EMSP×4』そして『


これは〝|    《EMSP×4》〟そして〝《《    》》〟と書いてみたものだ。



ここで、EMSPとはなんぞや? という方も多いだろう。

単純に言えば、漢字表示圏以外でも通用する幅の広い空白文字だ。

おなじみのUNICODEでは16進数で『2003』が割り当てられている。これは一般句読点(General Punctuation)と呼ばれる多くの言語で参照される共通領域に属している。


尚、全角スペースとは16進数で『3000』であり、CJK(Chinese:中国、Japanese:日本、Korean:韓国のいわゆる全角文字を持つ言語)の記号および句読点の一つとして定義されている。

つまり、その他の言語中に使うべきではない文字だ。


このカクヨムではみんな日本語の小説しか書いていないだろうが、仕事などで英語のメールを書くときには全角空白を入れないよう気を付けた方が良い。


話が逸れたが、EMSPでも全角空白と同じように機能するようである。



で、結局、結論は何かと言うと、『半角空白だけにルビを振ろうとするな』である。

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