第2話


俺の名前は山吹シンジ。

今、高校二年生。


俺はもともと山梨県のとある進学校に通っていたけど、親の転勤を機に東京のとある中堅高校に編入することになった。

だがな、よりによってよりによるか。

編入1日目にして、悲しくもその高校の定期考査日で。

俺は問題とにらめっこする羽目になって。


本当なら引っ越しの疲れもあって、

授業中に、寝るか、もしくは、

ぼけーっと雲でも眺めて過ごそうと思ったんだが、そうもいかなかった。


まぁ、俺の元いた進学校は授業進度もはやいし、テストに出される問題のレベルも東大の二次試験に出るようなやつがたまに出てくるから

中堅高校の試験問題に頭を悩ませることは

はっきし言ってないけど。


問題に取り組むことが、だりぃことに

変わりはないわけで。



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