あの時チャットで◯◯紳士を名乗ったのはオレです
野口マッハ剛(ごう)
もう十年近く前になります
とあるチャット、ネット麻雀つながりのチャットだった。オレは当時、◯◯紳士を名乗っていた。麻雀なんて初心者。チャットごとにオーナーみたいな人がいた。オレは、もう、なくなったそのネット麻雀ゲームを思い出す。楽しかったような、悲しかったような。
もう、◯◯紳士は居ない。
チャットは、そのネット麻雀の打ち合わせ場所や、文章を打って会話するところだった。オレはその時は飲食店のアルバイトだった。いろいろ楽しかった。けれども、オレはいろいろチャットの人々を傷付けていた。今思えば、本当にオレはバカ野郎だった。
いま、◯◯紳士は?
さあね? 今もどこかで生きている。だろう、としか言えないけど、これだけは言わせてほしい。みんな、ありがとう。楽しかったよ。もう、会うことはネットもリアルもないけど、ありがとうな、みんな。
◯◯紳士は生きている。
あの時のみんなには本当にいろいろ教えてもらったよ。それじゃ、バイバイ。
あの時チャットで◯◯紳士を名乗ったのはオレです 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます