第12話 環境の変化

学校に行くのに毎日緊張していた。心臓バクバク。乗り物酔いもしやすくなっていた。学校に行きたくなって歩くのが遅くなるから早めに家を出なくてはいけない。

何より中学生の頃より学校がつまらなく感じて変化した自分が置かれている環境に慣れることが思っていたより出来なかった。

生きていて初めて環境の変化がストレスになった。


"学校に行きたくない"

そうはっきり思い始めたのは2学期に入ってからとても増えた。

学校に行っても何も楽しくない。付いていけない授業に出て時間をかけて行って帰ってくるだけの生活。


何が原因か分からない。何が辛いのか分からない。でも学校の準備を始めると泣きそうになっていた。

それが堪えきれずに泣いた時は学校を欠席した。自分には学校に行かないという休みが必要なんだと思って休んだ。学校には行かないが学ぶことは好きだから連絡先を交換した友達に授業ノートを送ってもらって勉強はした。そういうことをしていると、勉強が嫌いな訳ではなく学校が嫌なんだと思った。

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