第2話 受験生の春

3年になった。

2年の頃に時々あったような進路関係の学年集会、学活、総合が増えた。進学したい学校なんて見つけていない。どうしよう、見つかるかな。不安が大きくなっていった。そう思っていると進路関係の話を聞くのが辛くなってきた。下を向いて、「もっと頑張らなきゃいけないんだ」と思いながら俯いて聞いていた。


三者面談が行われ、担任の先生に「この学校はどうかな?」と言われる。自転車で通学ができ、の公共交通機関を使うことになっても短時間で向かえる学校を提案された。進学すら「勉強したくない」と言って考えていなかった。提案された学校が私の第一志望となった。


塾では受講する科目が増えたため、新しい先生と接するようになった。「社会以外ならなんでも聞いて」とよく言うNという先生。1人でいるとよく話しかけてくれるFという先生。他にも沢山の先生と出会い仲良くなる先生が増えた。

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