魔王と賭け事しちゃいました!?

あらすじを述べよう!

前回魔族から宣戦布告を受けた

そこで帝全員(ビッチと雑魚除く)で作戦会議

皆が悩んでる中、私はある策をみんなに提示した…


そして宣戦布告から30分後…私は強帝の姿で国の上空に浮いてある人物を待っている

来たら国の人達に素顔を見られると困るから不可視&防音結界張るけどwww


?「…娘がいると聞いたのだが?」


魔王来たwww

急いで結界張らなきゃwww


カナ「既に来ている

一応聞くが貴様が魔王か?」


魔王「ああ…既に来ているというのは貴様の事か?」


結界張ったし、いいかwww


カナ「ああ…」


●ダカ●ックスのメダカちゃんみたいに脱ぎ捨てるみたいに着替えてみましたwww


魔王「成る程…

部下から聞いたと思うが…礼をしに来た」


魔王は亜空間かな?

どこかに手を突っ込んで何かを取り出した

それは………


魔王「すまんな…女性に品をは渡した事なかったのでな…

魔国特産の茶葉と菓子を持ってきた

茶請けが欲しい時は食っても構わん」


ぶはwwwお菓子は予想してたがまさかのお茶っ葉w


カナ「もしかしてwww魔王はお茶が好きな人?」


魔王「ああ…我の周囲にはその様な者はおらんが…」


分かりづらいけど魔王がションボリ落ち込んでる…気がする

まぁ、よく考えたら魔国は瘴気まみれだから魔国にとってお茶は高級品だからね…


魔王「そういえば、娘は茶は嫌いか?」


カナ「むしろ大好きです」

キリッ


猫の次に大好きです!

とりあえず、魔王からお茶っ葉とお菓子頂いてテーブルと椅子を用意してそんで早速淹れて魔王に分ける


カナ「時に魔王さんや、四天王さん達が提示した賭けの内容…

変えてみていいかな?」


これに承諾しなかったら私は今すぐみんなの所に行く


魔王「我が責任を持つから構わん

して、内容は?」


流石は魔王w話が早いおwww


カナ「簡単です

攻めるまでの残り時間私一人で東西南北にいる四天王をどうにかして追い払う又は戦闘不能にする

残り時間が過ぎたら魔王の勝ち

逆に時間内にどうにかしたら私の勝ち

賭ける者は…強大な魔力を持ち広範囲の浄化魔法を使える私が魔王の手下になる

で、どうよ?」


国を手に入れる事が出来なくなるというリスクがあるが、瘴気で蝕まれている魔国を一気に浄化できる人間が手に入る


さぁ、魔王はどちらを取るかな?


魔王「部下を殺さないというルールを追加するならば良い」


あらやだ意外に早く決まったw

ま、私としては助かるけどねww


カナ「OK

なら、私は行くね

そうそう、このテレビから様子は見えますからwww」


【道具】からテレビ取り出して行ってきまーすwww


―病みゲフン闇帝side―


私と光帝は強帝に言われた通り今西門で四天王の一体である鎧姿の魔物を『時間稼ぎ』している………いえ、一つ訂正ね私一人ね…

光帝は四天王の初撃で気絶してたわ


何であんなのが帝やってるのか疑問に思う位弱いわ


「フンッ人間よ!

素直に降参すれば命だけは助けてやるぞ!」


なんて敵ながら定番な発言を…

まぁ…相手の攻撃で私は結構ボロボロだものね…でも…


私「嫌よ

降参するという事はアナタは西門から国に攻める

つまり降参=私の家族のピンチじゃない

特に大事な大事な弟を命の危険から守ってあげなきゃね」


でも、これ以上時間稼ぎは難しそうだけどね…


「そうか…守りたい者がある人間を殺すのは心苦しいが…ここを通る為に死んでもらうぞ!」


敵が爪を伸ばし私へと攻撃しようとする

私は、防御しようと闇を纏おうとしたけど…それが間に合わず既に目の前に敵がいた


あぁ…私の命もここまでか…

そう諦め敵の爪が私へ迫って…


?「呼ばれてないけどジャジャジャジャーンッ!」


何者かが爪を切り私を担ぎ上げ敵と距離を取った


「何者だ!?」


私は担いだ相手を見ると…


?「私かい?

うーん……通り名は『慈悲深き奇人』だおwww」


私の弟アベルのチームメイトの女の子だった


―カナside―


危なぁー!助けるのがもう少し遅かったら闇帝が死んでたわ!!


闇「何で一般人…子供が此処に?」


担がれたままだと言うのにその質問www


カナ「そんなの簡単だお

強帝の策で賭けの内容と戦利品が変わったんだよwww」


?「はぁ?デタラメな発言はよせ

魔王様の承諾がない限りどう足掻いても勝負の内容も戦利品も変わらん」


カナ「私が例の……っ!?」


闇帝を下ろして鎧姿の四天王を見ながら答えようとしたが驚いた

……どうしよう…戦えない…


?「どうした?小娘?オレを見て震えだして?」


だって…ちゃんと見ると兜から出てるあの三角の獣耳…

そして鎧の隙間から出てる長くてフサフサした尻尾…

極めつけは透視で鎧の中身を見て分かった


まさか…


カナ「猫の獣族!?」


私が唯一傷つけられない魔族だと!?


猫「は?それがどうした?」


闇「あぁ…」


猫たんは不審に思い闇帝は納得といった雰囲気…

闇帝はあの時(コロシアム)にいたもんね…


カナ「私には…猫たんを傷付けられない」


猫「いや、猫の獣族だからとかは関係ないだろう

後、猫たん言うな」


カナ「関係大ありだ!!何故なら私は猫のみならず猫科が大好きいや愛してるのだよ!

愛する猫たんを傷付けるなんて出来るわけがない!!」


思いっきりドヤ顔で答えた

だって猫は至高の生き物じゃん!


とりあえず、時間止めて猫たんの兜を取る

うん、可愛い!!しかも、私の好みのフサフサなドストライクな猫たんだ!!


ヤバい傷付けらないどころか撫で回したい!モフモフしたい!!お持ち帰りしたい!!!


あ、時間を動かさないと


猫「うわっ!?いつの間にオレの目の前に!?

しかも、兜を取りおって!!」


あ、やべ近くで見とれてたのをすっかり忘れてた

でも、敵だからってそんなに距離取らなくてもいいのに(´・ω・)


猫「しかし、貴様!

敵であるオレに攻撃出来ないとは即ち死だ!だが、降参すれば命は助けてやる!!」


ドヤ顔で言い放った猫たんw可愛い♪


カナ「敵キャラのw定番の台詞www

後…


『倒す』ではなく『どうにかする』だから傷付けるだけが攻撃ではない」


瞬間、猫たんの足元に魔法陣が浮かんで光り出した


猫「なっ!?」


カナ「言っておくけどコレは傷付ける為でなく貴方を戦闘不能にする為の魔法だから」


魔法で眠らせるという事もあるけど私的にはコッチがお得!!


光が収まるとそこには…


仔猫「ミュ…ニャ?」


闇「え?」


可愛い可愛い仔猫たんがいるではないかぁ!!

むはぁ!カーワーイー!!


仔猫「ニャ…ニャにが…起こっ」


カナ「はい、鏡♪」


仔猫たんが写るように鏡を見せてみました♪

さて、仔猫たんの反応は?


仔猫「ミャ、ニャんだこニャー!?

小ミュすめ!オレにニャにをした!?」


予想通りの反応ありがとうございます!

そして驚いてる仔猫たん可愛い!


カナ「簡単な事だお

時間魔法で猫たんを仔猫たんにしただけだよ」


闇「…あ…成る程ね…」


仔猫「ニャんだと…」


闇帝は納得と言った感じw

ガックリしてる仔猫たん…可愛い


四天王の猫たんは仔猫になって戦闘不能となったので私の勝ちだねwww


カナ「闇帝さんエリクサーをあげるから一本は貴女が飲んで残りは南を守ってる雷帝と水帝の所に持っていってあげてね」


闇帝にエリクサーを五本渡したwww


え?光帝?まだ気絶してるから近くにロブフラワーの葉を煎じた凄く苦い薬を置いた

ついでに『コレで魔力回復出来ます』って手紙を添えた


闇「ありがとう」


カナ「いえいえ、元はといえば元凶は私だしねwww

じゃ、私は次に行ってきますwww」


私は仔猫たんを抱えて北門へ向かった


仔猫「いニャー!はニャせー!!」


―闇帝side―


ハチャメチャな子だったわ…

そういえば、あの子…賭けの内容が変わったって言ってたけど、どんな内容だったのかしら?

………ま、どうでもいいわ

サッサと南…港を守ってる二人に薬を届けましょう


―全帝side―


俺と地帝さん…ついでに雑魚帝は北門を任された…

そして、今…コロシアムに攻めてきた魔族の魔法で雑魚帝は死んでないがそばで気絶している

因みに俺と地帝さんは二人で結界を張って魔族の魔法に耐えている…


コレまでの経緯を話すなら…俺達は先制攻撃で魔族に神級魔法を放ったが魔族は上級魔法の筈のリフレクションで全ての魔法を跳ね返した

俺と地帝さんはすぐに結界を張ったが雑魚帝は馬鹿だから張らずに魔族に向かった為幾つか当たってしまい重傷を負う


ハッキリ言おう

雑魚帝この作戦にいらない


って、こうしてる間に結界にヒビが!

マズい!このままだと俺と地帝さんが危ない!(雑魚帝はどうでもいいが)


俺「くっ…流石にキツい…」


頑張って結界に魔力を流すが…ヒビが広がっていく

そして…


パリーンッ


結界が破け魔族の大量の魔法が俺達を襲い掛かった

ヤバい…この量じゃ死…


地「…カナちゃん…」


俺が諦めた時、地帝さんがボソッと何か呟いた


瞬間


?「爺ちゃんに呼ばれた気がしたのでジャジャジャジャーンッ!」


俺と同じ…いやそれ以上の実力を持つ一年S特待生が上から現れ、どうやったかは解らないが全ての魔法を消した


まるで強帝の空間結界(勝手に命名した人)の様に…


カナ「地帝さんwwwちょっとこの仔猫たん預かっててwww」


一年S特待生…長いからカナでいいな

カナは何故か子猫を抱えてたがそれを地帝に渡した


子猫、めっちゃグッタリしてる…


魔「貴女…声と服装からして…先程の猫の被り物をしてた娘か?」


あ、やっぱり被り物は印象になるよな


カナ「YES

先程ぶりセヘルさんwww」


魔「あ、先程ぶりです………じゃなくて!

何で貴女の様な女の子が此処に!?」


うん、確かに

そして目の端で地帝さんが子猫を撫でてるのが見えた


カナ「強帝の策で賭けの内容と戦利品が変わった

因みに魔王さんから許可をもらった

後、私が例の娘で広範囲の浄化魔法が使えると言ったら?」


は?例の娘とかは解るが…広範囲の浄化魔法って…


魔「っ!?…成る程…で、勝負の内容は?」


魔族も一瞬驚き納得したようだ…


カナ「コレも至ってシンプル

私一人で四天王全員、戦闘不能または追い返す」


魔「へ?」


俺「はぁ!?あんたは何を言ってるか分かってるのか!?

帝でもないあんたが一人で四天王全員を倒せるわけないだろう!?」


流石に怒鳴ったよ!強帝は何考えてんだよ!?


カナ「無問題

第一、四天王を『倒す』ではなく『戦闘不能または追い返す』するだからw」


笑いながら言ってるが倒すよりそっちの方が難しい気が…


猫「セヘルー!例の時間までに、こにょこミュすめを足止めしろ!」


え!猫が喋った!?


魔「え…その声……ガタなの?」


はぁ!?知り合い!?


猫「そうニャ!こミュすめのせいでこんニャ姿だが!!」


子猫が魔族の知り合い=子猫も四天王?

カナのせいで子猫姿になったという事は…


俺「もしかして子猫に変化魔法を?」


カナ「うんにゃ、時魔法」


時魔法!?という事はこの子猫は元は猫だから…猫科の魔獣系か?


カナ「言っときますが元は猫の獣族だおwww」


獣族!?


俺「獣族ってマジギレしたらヤバい存在じゃないか!?」


よくそんなの魔法掛けたな!?


カナ「無問題wwそれより…時間押してるから早く片付けるね」


カナはいつの間にか魔族の目の前で黒いバットみたいな物を振りかぶってた


魔「な!?」


カナ「グッバイ☆」


カッキーンッ


そんな音がして、魔族を遠くへ殴り飛ばした

そして、飛ばされた遠くの方でキラーンッって光ったぞ


カナ「ホームラーン♪

地帝さんガタたん返してちょ」


猫「ヒッ」


地「ふむ、はいカナちゃん」


おい、渡す時猫怯えてなかったか?


カナ「さて、頑張って時間稼ぎしてくれたからご褒美どうぞ

じゃ」


カナは本から薬瓶を三本取り出して地帝さんに渡した後どころかへ行った

慌ただしい奴だな…


―風帝side―


東門を任された俺と炎帝は…現在傷だらけでどうにか立ってるという感じだ…

しかも、敵の防御壁で炎帝の腕は有り得ない方向に曲がってやがる…


敵「アハハハハハハ!どうしたどうした!?

頑張ってぼくに攻撃当ててみろよ!?

ま!風防御壁がある限りその赤いオジサンみたいに腕イっちゃうかもしんないけどね!」


チッ…調子こきやがって…


炎「く…」


けど、事実だから炎帝も悔しそうにしてる

くそっ…こんなガキみたいな奴に一撃も与え………こんな事言ったらイチジョウも子供だが一撃も当てた事なかった…


うわぁ…ガキみたいな魔族とリアルな子供に当てらんない事思い出したら鬱になりそうだ…


敵「じゃ…そろそろ本気でイってもらうか…

じゃあね、オジサン達…面白かったぜ!」


敵が神級並の竜巻が俺と炎帝へ向かってきた

マズい!今からあれに対抗出来るだけの魔法は間に合わ…


カナ「ジャジャジャジャーンッは止めて普通に助けに入りまーすw」


俺達と竜巻の間にイチジョウが入ってきてで赤い本が竜巻を吸い込んだ


敵「えぇ!?誰!?てか、ぼくの風をどうしたんだよ!?」


まあ、そりゃあ驚くわな


カナ「え?君の魔法はこの【魔の書】に吸収させてもらったおwww」


マジで吸収してやがった

相変わらずムチャクチャな奴だわ…


敵「な、な、な…」


猫「トルナド!攻める時間までに、こにょこミュすめを足止めしろ!」


……イチジョウの胸元から子猫が出てきた

羨ましジャネェ…猫が喋ったな…


敵「何でチビ猫が俺の名前を?

つか、何て言ったのか分かんねえ」


普通に足止めしろとか言ってたんだろ

で、子猫の正体は猫科の魔獣だろ

イチジョウだから時魔法使って子猫にしたんだろう


猫「ふにゃー!セヘルは声で解ったにょに何故トルナドは気づかにゃい!」


ガキだからじゃないか?


敵「ぼくはキミみたいなチビ猫の知り合いはいないよ

つかさ…チビ猫羨ましい

ぼくもそのデカい胸に挟まれた…」

ビュンッ

バキバキドゴン!


………ガキの顔のすぐ横で何かが通り過ぎて後ろにある木に当たって倒れた


イチジョウ…キレてやがるな…


カナ「風帝…ガタ預かってて」


有無を言わずに風魔法で子猫を俺へ運んだ


子猫の耳がペタンと伏せて目の瞳孔は大きくなってて尻尾は股の間に巻き付けてメチャクチャ怯えてる

加え、相手のガキはガタガタ震えてやがる


敵(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!何かヤバい発言したっぽい!!メチャクチャキレ…)


ドゴオォッ!!


今度はガキの足元が何か撃ち込まれたみたいにヘコんだ

咄嗟に後ろへ避けたのかはたまたは腰が抜けたのかガキは震えながら尻餅着いてる


カナ「ナンでハズすようにしてるのにコシヌかしてるのかな?

コロしはしないからそんなにオビえなくてもいいんだヨ?」


いやいやいやいや!表情分からんが激怒してる奴が近づいたらコエェよ!!

ガキが益々震えてるじゃねぇか!!


敵「ヒッ!く、来るなぁ!!」


ガキはムチャクチャに風魔法を放ってきた

イチジョウはそれを全て赤い本で叩き落とした


次の瞬間ガキの周囲に竜巻みたいに風が巻き上がった


カナ「おトクイのカゼのケッカイでマモりか…」


イチジョウはコインを取り出し腕に雷属性の魔力を纏わせ…


ドゴオォンッ!!!!


コインを弾いて風の防御壁を物ともせずガキに当てガキを吹き飛ばした

吹き飛ばした先にいつの間にかイチジョウがいてガキの頭を掴んで地面へと叩き付けすぐに踵落としをして頭を掴んで顔やらを殴って蹴りまくってる


カナ「オ わ り DA」


カッキーンッ!


イチジョウがトドメにバットで遠くへ殴り飛ばした


カナ「ふぅ、スッキリした☆

はい、エリクサーあげるから回復してね

じゃ、次行ってきます☆」


イチジョウは笑顔で子猫を連れて港の方へ飛んで行った

そういやイチジョウがキレた辺りから炎帝ずっと震えてたな


―水帝side―


僕は途中援護に来た闇帝と一緒に物陰に隠れている


闇帝が来た時は助かったと思いました

何故なら闇帝の防御壁は強力ですから…


ですが相手の方が強過ぎて闇帝の防御壁すら無意味でした


僕の結界では相性が悪過ぎて無意味どころか逆効果


闇「水帝見つかった」


闇帝に言われすぐに一緒にその場から離れた

瞬間、僕達がいた位置に雷が落ちてきた


僕達は雷を落とした相手を見る

相手の目は虚ろだが此方を睨んで身体に雷を纏わせている


はぁ…何で寄りによって…


雷「………」


雷帝が操られてるのでしょうか…


普段の雷帝は気弱なクセに戦闘となると雷帝は強いんですよね…

それこそ属性関係ないというのが闇帝との戦いの時にイヤという程再確認出来てしまいました…


何て考えていると雷帝が僕達に魔法を沢山放っています

一見初級のランス系ですが威力は上級


僕等はなんとか避けつつ 雷帝を操っている術者を捜してますが…見つからない


暫くして僕等の足元から魔法陣が浮かんできた上魔法陣から現れた雷の鎖が僕等を拘束する


僕「なっ!?」


闇「くぅ!!」


捜すのに夢中だった為気付かなかった!?

いや、それでもちゃんと魔力感知もしてましたし、上手く隠して魔法陣を描いたという事ですね…

本当に厄介ですよこの雷帝は


どうにかしなければ…


『ククク…仲間にヤられそうになる気分はどうだ?人間共…』


慌てていると声が聞こえたので声の方を見ると小さな蜘蛛がいた


僕「最悪です」


闇「仲間(?)を襲わせるとは…最低ね」


疑問符が聞こえた気がしましたが気のせいですね


『クククそうか…だが、このままだと貴様ら人間共はこの人間に殺される

だから降参か死か好きな方を選ばせてやる』


上から目線で腹が立ちます…

しかし…


闇「私と水帝に姿を見せたのが間違いね」


闇帝が言ってすぐ僕はウォーターランスで蜘蛛を殺した

術者を殺したから…コレで雷帝も元に…


『予想通り姿を見せたら攻撃したか…』


僕・闇「「!?」」


物陰から大量の蜘蛛が現れた

もしかして!あの小さな蜘蛛は偽物!?


『ククク…攻撃したという事は貴様らは死を選ぶか』


再び魔法陣から雷を帯び始めた

迂闊でした!

よくよく考えれば術者自ら出てくるとしたら余程強いかバカかのどちらかな筈


雷「【ライトニ…『な!?貴様何mぐえっ!?』」


雷帝が魔法を発動させようとした瞬間術者の声が聞こえたと思ったら奇声がして雷帝は倒れる

それと同時に拘束は解き魔法陣は消えた

もしや…誰かが術者を倒したのでしょうか?

そういえば、周りにいた大量の蜘蛛達は雷帝が倒れると同時にいなくなっていた…


闇「ふぅ…疲れたわ…」


僕「僕もです…」


ずっと逃げたり避けたりでしたから流石に疲れました…

僕と闇帝は疲れからその場に座り込みました


?「ハロハローw大丈夫でしたかwww?」


っ!?安堵した時にどこからか声が聞こえた!

声がした方を見るとそこには…


闇「あ、奇人…えぇ、ギリギリ大丈夫だったわ」


?「そっかwよかったwww」


言動が残念ですが凄い美少女が紐で拘束された蜘蛛人間を引き摺っていた

ん?この子の制服…S特のカナ・イチジョウと同じ…もしかすると…


僕「貴女…カナ・イチジョウですか?

後その引き摺っているのは術者ですか?」


カナ「両方YES

いや、この蜘蛛男w上手く隠れてマゲフンゲフン雷帝を操ってたから中々見つからなかったのよねwww」


成る程…この子も必死に術者を捜してたのですか…

……あれ?この子四天王を拘束する位強くありません?


闇「そういえば、奇人…猫は?」


カナ「邪魔になるから魔王のとこに置いてきた」


いえ、気にしない方向でいきますか…それより


僕「貴女…戦うのは最大10人なのに何故戦いに参加を?」


カナ「強帝の仕業」


僕「成る程…」


強帝さんの仕業なら仕方ないですね…


カナ「そういえば闇帝、薬は?」


闇「大丈夫あげたわ」


薬…あぁ、闇帝から貰ったあれですか…


カナ「なら、よし

じゃあ、コレを…えい♪」


カッキーンッと…いつの間にか出したバットで術者を、はるか遠くへ殴り飛ばした


カナ「フゥ…コレで終わりっと」


闇「終わり…という事は賭けは勝ち?」


僕「賭け…

つまり、強帝さんが策の一つですか」


カナ「うん、魔王もこの光景見てるだろうし少しゆっくりしてるよ」


そう言って雷帝のそばにしゃがみ込んだ

……何故かムカムカしますね


闇「そう…」


カナ「あ…雷帝起こさなきゃ【サンダー(最弱)】」


雷「ウギャアッ!?カナちゃん何すんの!?」


物凄く弱い雷で雷帝を起こしましたね…


カナ「起きたw起きたwww」


雷「『起きたw』じゃないよね!?毎回毎回それで起こすの止めて!!」


毎回ですか…なんて羨ましい………あれ?


カナ「こうでもしなきゃ起きないっしょ?

それとも拳で起こされたい?」


雷「優しく起こして下さいお願いします」


カナさんが拳を見せつけると雷帝は土下座する

なんか…腹立たしいですね…


雷「……あの…水帝…何で怒気放ってるの?」


僕「え?そんなの放ってました?」


気付きませんでした


カナ「じゃ、みんな無事だったし私行くわww」


カナさんは笑いながら飛んで行きました


―カナside―


いやぁ、ギリギリで助けたけど、みんな危なかった


国の中心の上空にある黒い色をした結界の中に入るとww

魔王が椅子に座って紅茶を飲んで膝の上には仔猫たんが寝ていたwww


魔王「ふむ…来たか…」


カナ「うん、賭けは私の勝ちだね?」


魔王「あぁ…

して、娘は何を望む?」


カナ「……ん?賭け者は私だよ?」


魔王「よくよく考えれば我が勝利すれば利益は大きいが、娘が勝利しても利益はないように思えてな…」


まぁ、確かに魔王が勝てば国が救えて

私が勝っても日常に戻るだけだもんね

考えてなかったわwww


カナ「うーん……あ、なら魔王さんと茶飲み友達になってくれる?」


そうすればwww

公然に魔国に行けるおwww


魔王「………良いのか?その様な願いで?」


カナ「うん、だって魔王さん…茶飲み友達いないし、魔王さんと茶飲み友達になれば国同士で争わないでしょ?

しかも、友達になれば魔国に平然と遊びに行けるしねwww」


魔王「!」


魔王が何かに気付いた様子www


魔王「娘…主にとって得はあるのか?」


カナ「茶飲み友達が増える

魔国に遊びに行ける

王国と魔国で戦争起きない

むしろ、私にとって良いこと尽くしだおwww」


戦争がなくなれば平和だしねwww


魔王「そうか…」


カナ「じゃ、コレから宜しくねw」


そう言えば魔王の名前聞いてなかったわwww


カナ「そうそう、私はカナ・イチジョウ

帝としての二つ名は『強帝』

勝手に付いた通り名が『慈悲深き奇人』ですw

で、魔王さんのお名前は?」


茶飲み友達なら名前位知らないとねw

それに王国内で魔王って紹介出来ないしねwww


魔王「我の名はサタンだ」


ファミリーネームはwwどうしたのwwwまwwいいやwww


カナ「再度よろしいねwww

サタンwww」


魔王もといサタンに握手を求めるwww


サタン「……フッ…あぁ…宜しく…」


それに応え握手してくれたサタンwww

笑顔がテライケメンwww


ガタ「魔王様が珍しく笑顔な上人間と握手ですニャ!?

ニャにが起きたのですか!?」


今w猫たんが目を覚ましたwww

状況を掴めてないっぽいwww


サタン「この娘…カナと友になった」


ガタ「え?………はぁああああ!?」


うるさいが可愛い!!


ガタ「ニャんで人間と!?

しかもよりにニョってこニョ娘と!?」


噛みまくって…可愛い


サタン「賭けでそうなった

それに、我もカナと仲良くなりたかったからな…」


ガタたんが何かショック受けてる

何で?


ガタ「ぐニュニュ…娘…魔王様を宜しく…」


カナ「分かったww」


何で悔しそうか知らないけど魔王が友達になったw

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