第4話 ストレス発散方法

ストレスを発散する方法は、人によってまちまちだろうと思う。

正直言って、誰かれ構わず本音をズバズバ言って批判したり、時に暴言を吐いたり

フランスのようにデモを起こして反乱したりしたい。

だがそれをしない、実質できないのはなぜか。

それは日本だからとしか言いようがない。

どこかもっと規制の厳しい国に比べればマシだろう。独裁や軍事国家に比べれば、私は日本で良かったと思う。

だがそれは比較的の話であって、本来人間があるべき衝動や怒りは抑え込むべきではないのである。

時に発散するべきであり、抑制され続けると発狂するか暴走する。


私は夕げを食べた後、以前は身体があちこち凝ったり、面白いテレビもないという理由から

すぐ布団に入り、かなり早めに眠りについた。

当然目覚めるのも夜中になり、前はゲームにむちゆなれたのだが、今はコロナの影響もあってか

熱中できるゲームがない。

当然目覚めの時に楽しみがあるのと、ないのではなんだろう充実感はかなり違う。


そして、やっかいなことにスマホアプリゲームに依存してしまうのだ。

これには理由がある。まず、リアルタイムで更新されてガチャと言う課金要素がある。

これがかなり中毒性がある。最近ではウマ娘が世界のアプリ課金ランキングで2位だったらしい。

はっきり言ってギャンブルなのだが、だからこそストレス発散になるのだ。

当然欲しいキャラクターが引けなければストレスが溜まるが、これがギャンブル依存と同じでもう少し課金すれば出るかもしれない、と

どんどんどんどんのめり込むのである。


夜中に起きてできることが何があるだろう。

マンションだし、隣の部屋に母がいるので音を立てずにできることといえば、携帯やパソコンくらいである。

そこでストレス発散しようと思えば、アプリ課金は手っ取り早くかつ刺激的でタイムリーなのである。


夜中はぐっすり眠っていればいいと思うのだが、私はテレビのゴールデンタイムが嫌いだ。

深夜番組の方が面白いが、最近はテレビ自体めっきり見なくなった。


このコロナで蓄積したストレスを発散する方法は決して簡単ではない。

特に私のようなコロナに億劫になって、人とコミュニケーションの機会が少ないものにとっては。


そう考えると、アプリゲームでの課金は安いものなのだろうか。

だからこそウマ娘のような廃課金者の出るゲームが流行るのだろう。


朝を迎えると現実に還る、それまでの時間くらいハチャメチャなことをしたくなるのは当然かもしれない。


ツムラ

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