@BombOmboM

あるところに1人の女の子がいました。

彼女は幼い頃から英才教育を施され一見すると不自由のない生活を送っていました。

しかし

彼女は孤独でした。

終わらせないと罰を受ける親からの宿題

「取ることが当たり前」の100点のテスト

完璧でないと許されない成績

彼女は同級生が遊んでいる中教室で1人勉強し続けました。

その結果

「気持ち悪い」

「ガリ勉」

「あの子誘っても無駄だからもう誘わなーい」

「あいつ話しかけても相手しないから無視しようぜ」

彼女の心はボロボロでした。

彼女は中学受験をしました。

もうあんなことを言う同級生とはおさらばです。

やっとできた親友と呼べる存在

ですが中学3年生の冬ある事実が発覚しました。

“親友”だと思っていたあの子は彼女の悪口や顔写真をインターネットに載せていたのです。

それを聞いた時彼女の心は真っ黒になりました。

「もう人を信用しない」

彼女は決めたのです。

高校入学とともに新しい友人ができました。

その友人はあの子とは違ういい子でした。

しかし彼女は気づいてしまいました。

彼女が誰に対しても本音で接していないことを。

彼女は怖くなりました。

次の日学校に行くとみんなの笑顔が怖く見えたのです。

笑ってるあの子は自分のことを笑ってるんじゃないか

ひそひそ話してるあの子は自分の悪口を言っているんじゃないか

考え出したら止まりません。

彼女は生きるのが辛くなってきました。

精神的にやられてしまいました。

暗い暗い夜に

真っ黒な線路に飛び込みました。

さあ果たして彼女はこれで幸せになれたのでしょうか?

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