午後十一時の宇宙。

元気いっぱいのレールガン女子高生が現れた。

レールガン女子高生はなりきり女子高生(一般人がうかつに想定するとレールガン女子高生が来て危ない)よりも好きな物はなく、彼女に関するものを摂取したことによりいつも以上のパワーを発揮できるようになっていた。何かするというわけでもなく、とりあえず興奮で宇宙を飛び回っていただけなのだが、それが宇宙同盟をめっちゃビビらせて地球の守護にかなり貢献していた。

だがこれは好機とも言えた。レールガン女子高生がいない隙に地球に攻め入り、人類を滅ぼし、レールガン女子高生という概念自体を抹消させれば勝てるのだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生が手近な隕石に降り立って、雄叫びをあげた。

そんな場合ではないぞ!?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る