闇へ歩く

そこは夕闇

これから沈む場所

私は歩く

灯も灯らぬ道なき道を

寂しさ募って

うつむくけれど

気づく人もいない

暗闇の中

何故

こんなところに迷い込んだ

解らぬ

現実に闇に包まれた世界だけが

私を支配する

悲しみも

苦しみも

伝えれば

逆に空回りしていく

呑み込んでしまえば

心はさらに重くなる

身動きとれぬ中

闇へ闇へ歩いてく

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