浮気の先にあるもの

高梨克則

1話 エピローグ

1、プロローグ


俺、高谷克己34歳、一応有名商社でそれなりのポジションにいる。


妻 彩とは職場恋愛の末6年前に結婚、身長は167cmスタイルがよく、胸が大きく顔立ちもきれいで 職場では色々な男達からアプローチされていた。


隣の課だったので、それほど話をする機会はなく、あいさつ程度の知り合いだった。

彼女が新入社員研修が終わり、隣の課に配属されてきたとき、綺麗だし、すらっと伸びた長い脚、胸を大きいし、ヒップから脚のラインもとても綺麗でドキっとしたが、それから毎日のように色々な部署の男性が彼女を誘っているのを見て、最初から住む世界が違うと思い、単なる隣の課の新入女子社員、という認識で対応していた。


俺はガツガツするタイプではないが、それなりに仕事をこなし、周り女子社員が困っている時は仕事を手伝ったりしていたこともあり、いわゆる商社のバリバリでぐいぐい来るイケメンで、女子社員の中でモテ男、ではないが、頼りになるほっとするタイプという位置でちょっとだけだけど女子社員から誘われることがあった。


同じ課の女子社員の本命はそのバリバリ社員だが、気軽に食事や飲みに行ったりできる信頼のおける友達として、時々俺を誘ってきた。


よく飲みながら世間話をするが、時々「○○課の▽さんって知ってる?彼女が高谷さんと今度お食事したらしいんだけど、直接聞けなくて、私頼まれたの」というのがあり、食事のお誘いなら喜んで。 とOKを出して食事することがある。


そういう子(女)は、やはり奥手で消極的なのか、こちらからグイグイいかない限り、食事から先にはなかなか進展しないので、俺には、そういう食事や飲みに行く友達(女子社員)が結構多くいるが、いまいちピンとくるものがなく、まだそれほど相手の事もわらないし、仕事も結構忙しく、なかなか それ以上の付き合いになる女性はいなかった。


その中に1人、色白でよく見ると美人なのだがかなり控えめで、でも一緒にいると落ち着くというかなんかしっくりいくなと思う子はいた。


ただ、俺がよく仕事を手伝っていたのでそのお礼と言っていたので、そこから先に進展する事はなかった。



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