永年のムジナ

七種睦月

永年のムジナ

陽炎だ。少年はぼんやりとそう思った。赤褐色になった手すりや、色あせた地面から、突き刺すような熱が伝わる。しかし少年は変わらず、ただそこに佇んでいた。

ふと、後ろからの視線を感じた。陽炎のようにじりじりとした視線。思わず振り返る。立っていたのは少年と同じくらいの、男子生徒だった。同級生?いや、先輩だ。

「・・・あの、何か・・・?」

「あ、ちょっとええかな?」

先輩はそう言って、ひらひらっと手を振った。

そして手すりに置いてある一つの缶を指さして、こう言った。

  「俺、ムジナって言うんや。君、コンポタいる?」

「・・・え?」


「いや大好物なんやけどな、流石に見飽きてなあ」

「もったいないし、せっかくやから、ちょうど小腹がすく頃やろうし、誰か飲んで貰おう思ったんやけどな、残念」

「・・・・・・」

少年は答えず、ただ黙って、じっと自分の足下を見ていた。

「あ、邪魔やったな。ごめんな」

「いえ・・・」

少年はまた向き直った。そして、遠くの地面を見つめ直す。

「・・・グズグズせんでやってみたらええやん」

一瞬蝉の声が消えた。ハッとしてもう一度振り返る。

「・・・え?」

先輩は変わらずこちらを向いている。口元に少し笑みを浮かべて。

まさか、今から僕がやろうとしていることが・・・

「・・・分かるんですか?」

「うん。見ればまあ大体は」

僕の足元に置かれた靴をわざと覗き込むようにして、先輩は言う。

まずい。どうしよう。もし言いふらされたら・・・。

そんな僕の心配をよそに、にこやかに先輩は続ける。

「やってみたらええんやない?」

「・・・大抵の人は普通止めるんじゃ・・・」

「あー。さっきも言ったけど、俺ムジナやから。君あんま止めて欲しそうやないし。別に特に俺は止めへんよ。さあ、思いっきりいけばええやん。ゴ

ー!」

さあ飛べと言わんばかりに、先輩は勢いよく腕を回す。なんでこんな積極的なんだ、この先輩。

「いや、でも怖いじゃないですか、こういうの」

「案外どうってことないかもしれんよ。さ、一思いに!」

戸惑う僕に、先輩はわけもないというように明るく言う。

「いやいや、でも絶対痛いし・・・」僕は一歩後ずさる。

「一瞬かもしれんやん」先輩が少しこっちに進む。

「でも、周りに迷惑かけるし・・・」また後ずさる。

「別にええやん。後のことは後のことやん」またこっちに近づく。

「・・・先輩にも、迷惑かけますよ、このままだと・・・」

「別に何も考えんでええやん。なんとかなるやろ。自分のやりたいようにやればええやん」

「・・・でも・・・」

だんだんとまた俯く僕を眺めて、先輩は少し間を置いてから、言った。

「・・・そうか、君まだ迷っとるんか。別にええやん」

先輩はただただ明るく、軽やかに、一息に言った。

「誰がなんと言ったって、自分のペースでええねん。頼ったってええねん。陰口なんて気にせんでええねん。気にしてもええねん。気にした後でいいとこ見つけりゃええねん。失敗したってええねん。もう一回チャレンジすりゃええねん。成功したらしたで思いっきり喜べばええねん。落ち込んだってええねん。嫌になったら、ちょっと休めばええねん。逃げたってええねん。無理に苦しむ必要なんてないねん。嫌なことあったんなら、思いきりへこんだそん後で、良いこと数えて笑えりゃええねん。自分のやりたいことすりゃええねん。ちょっと迷惑かけたって、苦笑いで許してくれる奴ぐらいいっぱいおるやろ。やらなきゃいかん事なんてその後でええねん。自分の役に立たんと思うんなら、やらんでもええねん。自分が自分のこと許せるんなら、いいって思えりゃ、そんでええねん。それでええねん。他にはなんも要らん。そんだけでええねん」

僕は立ち止まった。おもむろに、上靴を履く。

「・・・全部『ええねん』・・・」

「うん、全部ええねん。なんとなくやけど、分かるもん。君が頑張ってるの分かるから、それでええねん」

分からない。分かるはずがない。そんな簡単に、分かってたまるか。

 「勉強も中途半端、部活も中途半端、人間関係も中途半端。だからなんやねん。別にええねん。なんでも。自分が生きたいように、生きればええねん。」

駄目だ。良くない。いいわけがない。だからこそ、僕はここに立っている。頭が、熱い。

「・・・どうすればいいんだろう、僕は」

自分でも情けないくらい、か細い声だった。

「・・・どっちに進んでも、怖くて・・・」

視界がぼやける。直射日光が、俯き続ける僕を照らす。

「・・・努力したくても、努力の仕方が、全っ然分からなくて・・・」

絞り出した僕の声は、たくさんの蝉の声の中で掻き消える。先輩はじっと僕を見て、考えるように口元に手を当て、少しの間何も言わなかった。

しばらく経って、先輩は言った。

「・・・そうか。俺はムジナや。よし、いい機会やから、ちょっと君を化かしてみようか」

化かす・・・?何を言っているのか、分からなかった。思わず顔をあげた。ムジナ先輩は変わらず少し微笑んでいるような表情を浮かべている。けれど目はただまっすぐ僕を見ていた。

「何を・・・?」

「ええからええから」

先輩はゆっくりと近づいて、ぎりぎりまで後ずさった僕の額に左手の小指を当てた。そして一つ、小さく深呼吸をして、言った。

「・・・ああ、よかった。君なら、指一本で十分。」

困惑した僕に、先輩は笑って、その指をちょんとついた。

本当に、少し当たっただけの感覚だった。ムジナ先輩が触れたと思ったその瞬間、僕の視界はぐるりと回転した。天地がひっくり返った。

黒い影法師が見える。何本か赤黒い棒が僕をすり抜けたような気がした。派手な音が辺りに響き、何かが落ちた。蝉の音が遠くで鳴っている。手足の感覚も、もうなかった。

気がつくと僕は、左手で手すりを掴んでいた。僕はいつの間にか足を踏み外し、落ちかかっていた。

「え・・・?」朦朧とした頭で必死に右手を伸ばす。あと数センチ、ぎりぎり手すりには届かない。

見上げると、ムジナ先輩は変わらず立っていた。強い逆光で、顔はよく見えない。

「な、何を・・・?」汗ばむ手で手すりをしっかり掴んで、僕は言った。

「ごめんな。」先輩が呟く。

「・・・おれができるのは、これだけ。君の手伝いだけや。共感も同情も理解も出来ん。おれは君を引っ張ることも出来へん。助けることも出来ん。でもな、少年。ホントは見えないだけで、ちゃんとある。自分で自分を見つけんと」

先輩の声が、だんだんと小さくなる。

「助けて、ください」懸命に手を伸ばす。やっぱり届かない。

先輩は微かに首を横に振ったようだった。

「おれには助けられへん。でも、絶対大丈夫や。それに少なくとも、これで君は、おれのようにはならない」

先輩はそれ以上何も言わなくなった。ただ、僕の方に身体を屈めているだけだった。僕はそれでも助けを求めながら、徐々に覚めてきた頭で考えていた。

・・・何やってんだろ、僕は・・・。なんで無意識に、手を・・・。痛いから?怖いから?迷惑かけるから・・・?

・・・・・・違う。そんなんじゃない。僕はずっと戦ってきた。今更痛みなんてどうでもよかった。毎日必死に、もがいてもがいて苦しくて、誰かに分かって欲しくて、力一杯ずっとずっと戦ってきたんだ。今一生懸命頑張れば、いつかきっと、心から笑える時が来るんじゃないかって・・・ずっと・・・ずっと、頑張ってきたんだ。それなのに・・・・・・。・・・・・・死にたくなんてなかったんだ。

ぼくは、ただ逃げたかったんだ。消えてしまいたかったんだ。誰にも迷惑かけないように、誰も傷つけないように。誰からも傷つけられない、もう辛い思いもしなくて済む、何処かに。ぼくは、ただ・・・・・・

「ぼくは、ただ、生きていたかったんだ・・・。」

それまでじっと黙っていたムジナ先輩が、ゆっくりと、一言一言語りかけるように言う。

「・・・君は一人じゃないんや。大丈夫や。君と一緒に悩んで苦しんでくれる人は、来る。必ず。どんな形でも。今も、昔も、きっと、これから先も。だから、大丈夫や。上から目線かもしれんけど、おれには、これしか言えん」

「・・・それでも・・・もう、遅いよ・・・。先輩は・・・助けてくれないんですよね・・・」

腕が痺れた。足場もない。錆び付いてザラザラした手すりも、赤黒い汗で滑って掴んでいられなかった。限界だ。力が、もう、入らない。

ずるり。

思っていた以上に、鈍い音だった。一瞬血の気が引いた。けれど、手が完全に離れた時、不思議と恐怖は無かった。むしろあっけないと思った。案外長いと思った。夕日に赤く染まった入道雲の下の、ムジナ先輩の頭が見えなくなった後、僕は目を閉じて、待った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━と、その時。

だだだだだだ、だんッ!!!!

ガシャンという激しい衝突音とともに、上から微かに鋭く割れた音がした。左腕に、確かな痛みが走る。ガクンと身体が重力を取り戻す感じがした。見上げると、知らない人が身を乗り出して、僕の手を掴んでいた。僕は目を見開いた。蝉の声が、一気に大きくなってゆく。息が上がり、時々むせながら、僕の腕をしっかり握り締めて、その人は叫んだ。

「・・・ッ・・・何やってんだ馬鹿野郎!」

「え・・・」言葉が出なかった。その人の隣には、ムジナ先輩がいた。黒い学制服に、青紫の雲が透けている。

「ほら、おったやろ」

ムジナ先輩は、薄く消えかかっていたけれど、確かに、笑顔だった。

「危ねえじゃねぇか!!ほら、早く捕まれッ!」

切羽詰まった表情で叫んでいる人をちらりと見た後、先輩は優しい目でこっちを見た。目に焼きついてしまったその顔を、僕は一生忘れない。

僕が屋上に引き上げられた時、ムジナ先輩の姿はどこにも無かった。

「・・・あー、びっくりした。まさか屋上にまだ残ってるやつがいるとは思わねえよ。しかも落ちかけてるし」

「すみません・・・。・・・あの、・・・ムジナ先輩は・・・」

「・・・あ?むじな?他に、誰か、いたのか?・・・」

「あ、いえ・・・」

僕を引っ張ってくれた人は、まだ息が上がって、その場にしゃがみこんでいた。僕は腰が抜けて、しばらく立てなかった。

「すいません・・・あの、ありがとうございました」

僕はぺこりと頭を下げた。

「ま、怪我ないならいいや」

半袖の白衣に青色のズボンを着たその人は、疲れた顔で笑みを浮かべた。深く息を吐いた後、僕の顔をふと見て言った。

「・・・ん?お前、一年の常磐か?」

「え、はい、そうですけど・・・」え?なんで僕のことを知ってるんだ。関わったことない先生のはず・・・。

「よく欠席の集計の時に丸ついてたからな、なんかもう覚えたよ。初めましてだな」

「普段毎日保健室にいる訳じゃねえから、あんまし会わないかもしれねぇけど、よろしくな」

そうかこの人、確か保健室の先生だ。男の先生もいたのか。

「・・・まあ、すぐ下は屋根あるから落ちても死なねえけど、怪我するとホント危ねぇからさ、気をつけろよ」

え!?そうなんですか、という言葉をすんでのところで飲み込んだ。下を覗き込むと、確かに薄いトタン屋根がある。どうやら僕は、怖くて下を全く見ていないらしかった。なんだ、案外そんなにどうってことなかったのか・・・

「ここ風強いし、あちこちボロボロになってるからなあ。俺も時々ここに来るけど、夏休みには取り壊しらしいし」

「・・・ここ立ち入り禁止なんじゃ・・・」

恐る恐る聞くと、先生は思いきり笑って言った。

「ははは、あれ、知ってた?まあお互い様か。見回りついでにちょっとな。」

まだ少し息を整えつつ、先生は言う。

「俺もここ卒業したけどさ、学校の生徒じゃ分かんなかったけど、先生になって学校探検すると結構楽しいぜ。特に今の時期の夜は雰囲気あるしな。お前もそんなとこだろ?でも勝手に出入りされると危ねぇからな。今度から声かけてくれよ。あと少しの間だけだし、言ってくれれば鍵持って来るから」

「あ、ありがとうございます・・・」

「あ、そうだ、よかったらこれいるか?間違えて買っちゃったんだけど」

そう言って先生は、ポケットから缶を二つ取り出した。

「いや、いらないです・・・」

「そりゃそうだよな、まあ後で俺が飲むわ。」 二本はキツイな、と先生は言いながらポケットに戻した。するとハッと思い出したように、立ち上がって先生が言った。

「あ、そうだ、それと俺眼鏡どこやった?やけに文字がぼやけてると思ったよ。さっき弾みでどっか落っこって・・・」暗くなり始めた周りを、キョロキョロと探しながら歩くと、先生の後ろの、

「あ、足元に・・・」

「え?」

バキョッ!橙色の夕焼けを反射していたレンズに、深いトドメが入った。

「アァーッ!踏んだ!やっべ先週変えたばっかなのに!!」

どうすんだこれ、いや片目だけならまだなんとかなるか?一回テープでくっつけてみるか?いや無理か?そんな独り言を眼鏡と交わしている先生を、僕はただぼーっと見ていた。さっきから何かと忙しい先生を見ていたら、なんだか不思議と、笑いが込み上げてきた。申し訳ないと思いつつ、思わず、僕は吹き出してしまった。それにつられたのか、いつの間にか先生も笑っていた。

「お、いい笑顔じゃん。・・・うん、多分いけるな。なんとかなるだろ」

肩の力が、少しずつ抜けていく。突然、左腕が疼くように痛んだ。

「痛っ・・・!」

「どうした?!」先生が駆け寄る。

「なんか、腕が急に・・・」

「さっきのでか。悪い、強く引っぱりすぎた。ちょっと見せてみな。・・・あー・・・こりゃひどいな。先保健室行っててくれ。階段三つ降りてすぐんとこな。ここの鍵閉めとくから」

「は、はい」

僕はゆっくりと立ち上がって、屋上から校舎へのドアを開けた。

「・・・あの、ありがとうございます。」

「おう。気にすんな」

力を込めてきしむ戸をこじ開け、僕は階段を降りた。

「この痛みも・・・あの人も・・・もし、あのままだったら・・・」

くすんだ白のワイシャツの下の左腕には、くっきりと、赤い手形が刻まれている。ものすごく痛いけど、それほど苦しくはない。何故かひどく安心していた。

腕の疼きが強くなっている。大体は自業自得だから仕方ないけど、できるだけ早く冷やしてもらわないと。・・・それにしても、あの「先輩」は一体なんだったんだろう。学校の七不思議か何かだろうか?なんで、先輩はあの時・・・。

腕が鋭く痛んだ。思わず僕は二つ目の踊り場でうずくまった。腕がしきりに疼いている。抑えていても、もがくように、あふれるように、しきりに疼いた。


『絶対大丈夫や。』

「なんとかなるだろ。」

『君と一緒に悩んで苦しんでくれる人は来る。必ず。どんな形でも。』

「俺も時々ここに来るけど、」

『いい機会やから、』

「夏休みには取り壊しらしいし。」

『コンポタいる?』

「よかったらこれいるか?」

『これで君は、おれのようにはならない。』

「何やってんだ馬鹿野郎!危ねぇじゃねえか!」

『絶対、大丈夫や。』

「・・・むじな?・・・他に、誰か、いたのか・・・。」


 カランカラン・・・。少年は振り返った。蝉の合唱が響く扉の向こうで、缶が一つ、落ちる音がした。

「・・・まさか」

少年は痛みを忘れた。戻ろうと立ち上がった。そうか、見えないだけだったんだ・・・。しかし、しばらく立ち止まった後、少年は向き直って、再び長い階段をまっすぐ降りていった。蝉の声が途切れることは、もう無かった。


扉に向かった先生の足元へ、置いたはずの缶が転がった。それを拾って立ち止まった後、割れた眼鏡と一緒にポケットに入れて、ゆっくりと扉を閉めた。何も無くなった手すりには、小指を立ててひらひらと振るムジナ先輩が、ひとりで座っていた。

『あーあ。なんで缶ってあんなに開けんの難しいんやろ・・・』

先生の閉める扉と鍵の音が、重々しく響く。

コンポタのあった手すりを、じっと見つめた。そして、息を吐き出すように笑って、先生が言ったことを、繰り返し思い出していた。

「・・・もう六時か。ホント何もかもがあっという間だな。制服も今年から変わったし、ここは校舎ごと新しくなるっていうし。ま、都合の悪いモンは忘れた方が楽だけどな。ははは。

・・・親父さんとおふくろさん、・・・まだ決心つかねぇってよ。だから、お前んとこに来るのも、今日で多分最期になると思う。」

ムジナは、ずっと覚えている。自分と同じくらいの、黒い学生服の少年の姿を。引きつった顔で肩で息をしながら見つめる先には、綺麗にそろえられたスリッパと紙切れだけがあった。銀色の手すりが、冷たく青空と少年を写していた。最期まで、気がつかなかった。

・・・あの時おれは、どうやってあいつを見とったんやろうか。

「俺、やっと先生になれたよ。・・・最期ぐらい幽霊出るんじゃねえかって思ってたけど、全然見えねえな。ったく、一日に何度も確認してんのにまた鍵開いてるし。そっち行ったら永遠説教してやっから、覚悟しとけよ」

軋む扉をゆっくりと開けて、青年は微笑んで言う。

「・・・じゃあな、六科。」


『・・・アホやなあ。お前、背ぇ高くなりすぎなんや。それに、こっち来たらあかん。・・・人のために出来ることはまだ残ってるけど、おれはもう、ひとのために生きることは出来ない」

『うーん、鍵開けは出来てなんで缶開けは出来んのやろ?・・・ま、つっ返すには、ちょうどええかもしれんけどな』

六科は暗闇に包まれた夜のなか、ただ笑うだけだった。

『逃げてもええねん、止めてもええねん。悩んだり、苦しんだりしても、泣いてもがいて、最後に笑えればそれでええねん。

どうせ最期は、みんな同じなんやから。』


「だから、あと少し、くたばる喜び、とっておけ」

 

ええねんの六科 完

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永年のムジナ 七種睦月 @mutyukinanoka17

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