第36話【LINEの通知】

「ごめんなさい、やっぱり松田君とは友達でいたい」


 真夜中にピロンとLINEの通知。


 ボクの長かった片思いが今夜終わった。

 小学生の頃から好きだった幼なじみのあの子が、ほんとに好きだったのはボクの兄貴。

 悲しいけれど知ってたよ。


「気にしないで、これからも友達だからね」

 送信押す手が震えてる。





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