第8話 茨城県と北海道

 久しぶりに少し時間が出きたので。


 茨城県と言えば、最近ではアニメ「ガールズ&パンツァー」のお陰で、大洗おおあらい町が有名になっていますが。


 実は、その「大洗」。ガルパンが流行る前から知ってたし、行ったこともありました。

 何故なら、大洗から、北海道の苫小牧とまこまいまでフェリーが出ているから。まして、一応、私は北海道出身ですからね。


 上京した時に使ったことがあり、帰る時にも使ったことがあります。


 もっとも、「大洗」のイメージは、ガルパン以前では、ただの「小さな港」に過ぎなかったんですが。


 ガルパンの大ヒットのお陰で、街が活気づいて、街を上げてアピールし、毎年11月に行われる「大洗あんこう祭り」では、何と10万人を越える人が全国から来ていたとか。


 私も、コロナ禍になる前は、行ってました。


 知り合いが仙台にいるので、仙台から来るのと、東京から行くので、ちょうど大洗で合流してたりしてましたが。


 コロナのせいで、すっかりお祭りは無くなり、寂しいものです。


 ただ、大洗は素朴で落ち着いていて、いい街です。

 有名なのは、冬の「あんこう鍋」。あんこうは、色々な部位を食べることが出来るらしく、健康にもいいんだとか。で、冬に食べに行ったことがあります。


 夏は、シラスやカニなども美味しいです。


 問題は、ウチから大洗まで行くのに、高速道路が面倒で、金がかかるくらい。中央道から首都高、常磐道経由で行くのが一番早いですが、私は複雑な首都高が嫌いなので、大抵、圏央道から常磐道経由で行きます。


 が、圏央道が70キロ制限だったり、景色がつまらなくて、あまり好きではないし、高い。


 なので、一度、下道で行ってみましたが。


 かえって地獄でした。

 特に国道6号。


 主要国道のくせに、1車線で常に渋滞。おまけにトラック多い。つまり、流れが「超絶」悪いです。


 あまりにも流れが悪すぎて、腹が立ち、コンビニに寄りながらも、途中から脇道に入り、裏側から大洗を目指しました。


 個人的に、バイクに乗ってると一番嫌なのが、「渋滞」や「信号機」。走ったり、止まったり、を繰り返すのが一番苦痛です。この辺は、ミッションバイクに乗ったことがある人はわかると思いますが。


 あと、30~40キロくらいでトロトロ走るのがツラいです。というか、眠くなります。


 なお、茨城県と北海道の不思議な繋がりとして、北海道によくあるローカルコンビニ「セイコーマート」があります。


 北海道では、知らない人がいないくらい有名なコンビニですが、道外だと、何故かこの茨城県に多い。


 なので、「北海道に帰って、セイコーマートに行きたいけど、時間がない」って時に、不意に茨城県に行って、セイコーマート巡りをしたくなり、実際にやったことがあります。


 もっとも、まったく北海道内の店と同じ物が売っているわけではないようでしたが。

 それでも、懐かしいガラナ(北海道で売ってる炭酸飲料)や焼きそば弁当(同じく北海道で売ってるローカルな弁当)が手に入るのは、ちょっと感動しました。


 ちなみに、茨城県と言えば、「納豆」が有名で、どこに行っても売ってますが。私は実は「納豆」が苦手なので、まず買いません。


 代わりに、「ガルパン」でも出てきた「干し芋」を買って帰ります。


 あと、茨城県には「にんたまラーメン」という、ローカルで美味しいラーメン屋があって、たまに立ち寄ります。


 最後に。

 茨城県出身の知り合いがいるから、聞いてみたら。

「ヤンキーが多い」

 だそうです。


 確かに、走ってたら、「どこの昭和の時代のヤンキーだ」ってくらい、コテコテの改造バイクに乗って、爆音鳴らして走る暴走族もどきや、ヤンチャな、というか痛いくらいの「族車」をよく見かけます。


 その辺りが「茨城県は魅力がない県」というイメージを作ってしまい、「都道府県魅力ランキング」でいつも下の方なんだろうなあ、と思います。


 ただ、大洗はいいところです。


 真冬でも路面凍結しないし、雪も降らないし。

 まあ、行くと、ついでに北海道に行きたくなってしまいますが。


 では、本日はこの辺で。

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