願いと呪いとクソカスと

ステンレスの森

第1話

「あなたはクビです」

この言葉が店長の口から発されてから俺の耳に入り、理解するまで何秒という時間が経っただろうか。俺は思わず聞き返したくなったが、聞き返すだけ無駄だ。俺は既に理解していた、自分が何を言われたのかを。聞き返しても先の見えない恐怖ともっと真面目に働けばよかったという後悔が増すだけだ。俺は店を去る。

俺は21歳の学生だ。そこそこ名前が知れている大学に二浪して入学、今は大学二年生だ。二浪してまで入学した理由は特にない。というよりかは理由をなくしたのだ。二年、俺にとっては長い年月の中で俺は

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願いと呪いとクソカスと ステンレスの森 @Vritrasaikyo

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