いつもお世話になっています...

僕は他愛も無いような話をしながら生徒会室へと廊下を歩いていった。

すると...


「生徒会長!」

と誰かが話しかけてきた。

でも姉には心当たりがあるようで


「誰かと思ったら副会長じゃない。」


「副会長じゃなくて建二けんじって呼んでくださいよ...」


「で、何か用なの?副会長。」


「無視...?まぁいつもの事か...はぁ...」


「横にいるのは噂によく聞く弟さんですか?」


「そうよ。」


「へぇ...」


「な、なんですか?」


「いやね、会長から聞いてたとおりの可愛い人だなぁ、と思って。」


「会長のおかげというべきか君には人一倍詳しいっていう自信があるよ。」


「いつもお姉ちゃんがお世話になってます...ほんとにすいません...」


「まぁ僕も会長のお世話になっていないわけではないからね...気にしないでー」


「そう言ってもらえるとありがたいです...」


「妹さんも初めまして。」


「副会長さん初めまして。いつもねぇねがお世話になってます。」


「まぁそんなことは置いといて...会長に話があったんですよ。」


「部活動の活動報告と支出管理についてでしょ。」


「さすが会長そのことについてなんですけど...」


「うん、じゃあとりあえずここはこうして、そっちはもう少し時間をかけて生徒会皆で議論しましょう。」


「わかりました。ではそのように対応しておきます。」


「うん、お願い。」


「さぁ、気を取り直して生徒会室へ行きましょうか。」


と、僕たちは生徒会室へと向かった。

......なにかと視線を感じながら...







「さぁ、入って入って。ゆっくり話しましょう。」








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