第20話 雨晴れて笠忘れる

雨晴れて笠忘れる


【意味】

雨が止んで晴れてしまうと、かぶっていた傘のありがたみを忘れてしまうことから、苦しいことや困難が去ると、その時に受けた恩を忘れてしまうことのたとえ。


【私的解釈】

雨が止んだあとの電車内を見渡してほしい。

どれだけのビニール傘が忘れられていることか。

大量製造、大量消費が当たり前のこの時代。

ありがたみを忘れてしまった人間に、幸せが訪れることはないだろう。

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