俺はヒーロー

勝利だギューちゃん

第1話

俺はヒーロー。

正義のヒーロー。


正義というには、この世界での概念だが、

違う世界なら、その正義の概念は変わる。


でも・・・


怪人が襲っている。

向こうには向こうの正義がある。

でも、この世界の正義と守るためには、俺は戦う。


しかし、怪人というのはいつ襲ってくるのかわからない。

連絡をうけたら、俺は退治しに行く。


なので、遊んでいる時間も、仕事している時間もない。

つまり、ニート。

でも仕方がない。


怪人が現れてために、その都度早引きしたりしていれば、速攻首だ。

なので、時間の利くニートしか選択肢がないのだ。


防衛隊?

そんな予算はないとのことだ。


その葛藤に苦しんでいる時に、連絡が来た。

誰だ?


あっ、怪人?

というか、敵の秘密結社?

なんのようだろう?

出てみよう。


「もしもし?」

「しばらく。正義の味方どの」

「何のようだ?」

「これからは、そちらの襲う前に事前に連絡を入れる」

「どのくらい前だ?」

「一か月前には連絡する。それ以外は襲わない」

律儀だな。


「なぜに今更?」

「いや、あんたもニートだと困るだろう?」

「確かに・・・」

「なら、これから働けるな」

「もしかして、そのために?」

「ああ。俺たちも働ける」

「そっちもニートだったのか?」

「まあな」


こうして、お互いにニートを卒業した。

何の仕事だって?


学校の教師だ。

幸い教員免許は持っている。


子供たちには、正しいことを教えよう。

でも、押し付けはしない。


ちなみに向こう(敵さん)も、教師になったようだ。


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俺はヒーロー 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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