第8話 フィアンside

「マリーナお嬢様をどうなさいますか?」


眉間に皺を寄せながら答える。


「どうしようもないな。やはり血筋は争えないのかアレの性格は母親に似ている。早めに最高の教育を施してきたが、あの性格や考え方は直せなかった」


私の子では無いのだろうかもと考える時がある。


「セバス、マリーナを1番厳しい修道院へ見習いとして入れる。数年修道院へ入れて反省出来ていたら世俗復帰させるようにする。実家に連絡を取り、従兄弟のウェスターを呼んでくれ。早めにこちらに住む手続きを。あと、ノーツ侯爵家への謝罪の手紙を」


「かしこまりました」

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