時のメモリー

jen

第1話 序章

-海の見えるとある公園-


「はぁはぁはぁ……」


スランプだ……おれは、今、限り無いスランプに、おちこんでいる。


限り無い空がこんなに、葵のにだ……


小説家……いったいこの仕事で飯食ってる人は、この世の中に何人いるんだろう……百人?二百人?……いやもっとか……


「はぁ……」


仕事えらびまじ間違った……


「後藤くん……後藤くん」


やべ……リアル悪魔の使者が心底の暗黒の笑みと、ともにかけよってきやがる……


「はぁはぁはぁ……後藤くん……逃亡する時は、もう少し、締め切りに、余裕のある時に、してくれない……私も、電車乗り継いでそんなに暇じゃないのよね……この時期……」


でたなんか胸糞わるい、ユルい上からの目線……そしてユルい上からのヒニク


「ほらいくよ……先生も心配してるから」


でた大人の女を武器にした手繋ぎ……そして、童貞を殺すアリュールの薫り……


「……くそ」


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