〜2巡目〜 お化け屋敷の思い出

朝風。さっきの話だけど、…私が悪かったよ。確かに、今回の事を引き起こしたは丹那桜花で、トノはただ利用された。そういう事だったのね。


…でも、考え直した所でしょうちゃんは帰ってこない。だから、全力で話すわ。


〜〜

あれはしょうちゃんと付き合って2ヶ月目くらいの事だったかな。一緒に遊園地に行ったんだ。で、その中にお化け屋敷があったから一緒入ったの。怖いのは嫌だったけど。


「きゃー」

私は一番最初のコンニャクで悲鳴を上げたの。

「さくら、怖いんだろ?俺がついてるから、少しづつ慣れていこうぜ。」

そういうとしょうちゃんは私の手を繋いでくれたんだ!はぁ…今でも忘れられないな…


結果的に彼の協力もあってついに出口まで辿り着く事ができたわ。

ポン…

最後の最後に彼は両手で私の背中を押してくれたの。手は繋いだままでお化け屋敷をクリアできたわ。


もしも奇跡が起きるなら、また会いたいな…


〜〜

手を繋いだ状態で両肩を叩く?これはできないんじゃないかな?もしかしたら…後ろに何かいたの…か?

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