世界平和

バブみ道日丿宮組

お題:悲観的な反逆 制限時間:15分

世界平和

 全ての不幸を1人に集めれば世界平和は実現するのか。

 その1人が死んでも悲観にくれるものは存在する。

 となれば、世界平和など起こり得ないことになる。

 例えば、全ての国が滅び世界が1つになれば、ある程度平和な関係を作れるかもしれない。他種族、他文明、法律。世の中はいらないものが人を縛り付けてる。

 もちろん、これらは守るルールではあるが、一般であって必ずしも必要であるべきものではない。

 幸せは人によって違う。

 シリアルキラー、サイコパスなどの殺戮者は人への反逆を糧として生きてる。その感情は普通の人にはわからない。そしてそれができないともなれば彼らは悲観的な感情に苛まられる。

 悲しい、楽しめない。

 それは私たちと何一つ変わらない。

 ならば、どうすれば世界平和が生まれるのか。

 力を誇示したいという願望が人間にある限り、弱き者は痛みを与えられる。

 これを逆に使えればもしかすると悲観は少なくなるかもしれない。

 弱き者にとっても反逆として、願望の持ち主の感情の理解を得ることもできる。


 だから、全ての国を滅ぼした。


 やり方はすごく簡単であった。

 核なんて野蛮なものを持ってるものを全て爆発させ、国のトップを消し去る。

 たったそれだけで世界は崩れ落ちる。

 しばらくは満足な生活ができる状況ではなかったが、それはやった団体である私たちが支援した。食事に怪我の治療、移送など国が動けないことを行った。

 そのために、国は私たちがこの星を統べるのにふさわしいと判断した。

 まず行ったのは言語を共通言語にする。

 全員が同じ言葉で喋るということによって、言語の壁を破壊した。また種族に関してもクラスに振り分けることにより、自分の国の人という勘違いを消した。

 ただ色が黒い、白い、角がある、耳が長い。

 それだけの認識にした。

 そして教師は全て機械にした。AI。学校、世界中のカメラを彼らに制御をさせることによって、種族の問題点をまとめさせた。

 そんなことをしたが、犯罪はなかなか減らない。

 自分たちがしたことが大犯罪なのだから、小さいことではあるが平和を維持するために公開処刑を行った。

 無論見たいものが見れるようにする番組であり、悪いことをした人間はこうなるということを世界に広めた。

 また、人間以外の種族が暮らせる国をいくつか作り上げた。むろん人間が入りこんだ際は、ドローンにより射殺、毒殺など生きてかえさない取り組みをいれた。

 そのおかげでAIがいうには絶滅危惧種がある一定のラインまで回復したと喜んでた。

「……」

 あとはAIに任せれば世界は、ある程度の平和を実現してくだろう。

 AIが人間を襲う未来はあるかもしれないが、そこは友として私は託した。

 私は、私は長い眠りにこれからつく。

 いつか平和になってる世界がまた見れると信じて。

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世界平和 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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