僕のこころ

バブみ道日丿宮組

お題:僕の幻想 制限時間:15分

僕のこころ

 理想が現実になれば……なんてことを子供の頃からずっと夢に描いてるけれど、現実は厳しい。お金の問題、才能の問題、努力の問題、本人のやる気の問題。

 様々な問題が僕の前に広がってる。

 あれをやれば、これをやれば、なるための方法はわかってる。

 だけど、身体は1つしかない。

 1つしかないものは1つしかできず、他のことができるわけがない。

 僕の理想は日本を平和にし、動物たちと共存できる街を作り上げたいというものだ。

 現実は野党という壁が与党というか、反日行為を繰り返して平和を暗黒で覆い隠してる。僕が政治家として入ったとしても、彼らを黙らすのは難しいというか大人として話すこと自体が馬鹿げてる。

 お話にならない。

 動物たちの共存……野党は産まれたばかりのチンパンジーのようなものだ。共存するにはまずチンパンジーの母親や父親、あるいは兄弟たちが必要である。

 そんな存在がいればいいが、世間は野党をやたら担ぎ上げることをする。

 不可解だ。ほんとに日本の平和を願うのであれば、目を向けることが違う。この世界は地球という1つの惑星。その星の中にたくさんの国々がある。

 日本はその1つ。

 その1つなのだが、まとまりがつかない。

 そうならばと考えたのは、僕は粛清者になろうと思う。

 それで日本が明るい社会へと変わるのならば、悪に染まるのも悪くない。

「……予定通りに」

 通話を終えて、改造スマホの電波を切り替える。

 スマホからもれてくるのは、とある政治家の家の物音だ。

 誰がいて、誰がいないのかはっきりわかる。

 ターゲットはいる。

 そして、無関係である家族も。

 だが、それがなにか関係があるだろうか。日本を惑わす一族に日本を守る意志はないと僕は考える。

「残念だが、ここで終わりだよ」

 家の鍵を合鍵であけて中に入ると、改造エアガンで政治家とその子どもを殺した。

「他のメンツも問題ないな」

 これで5度目ともなると、手慣れたものだ。

 野党の半分がこれで正体不明の消滅をすることになる。

「……これを飲んでおけ」

 死体に死亡時間を惑わす薬を大量に入れる。

 幻想に近い妄想で考えると、ちょうど国会をしてる最中に死んでることになる。

「……」

 面白い反応がまた社会で見られそうだ。


 ここまで面白くうまくいくのは、警察内部の上層部が野党を好ましく思ってないこともある。警備は顔なじみ。顔パス。

「正義は悪」

 そう教わった。

 さすが僕の叔父、血は争えないということだろうか。

 おかげで誰も捕まることもなく、ただマスゴミが騒ぐだけのニュースが続いてるだけだ。

 あとは……与党と、残った野党がまともな政治を行ってくれればいい。


 でなければ、僕の幻想にするために野党を全て滅ぼさなければいけなくなる。

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