615 「描写」などのこと
●「カクヨム甲子園2024」の最終選考結果
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomukoshien2024
そういえば今年のカクヨム甲子園の最終選考委員には、 はやみねかおる先生がいらっしゃいました。
もともと教職に携わられていて、また、小説講座の本も出されている先生です、どんな講評になるかとても気になっていました。
>まず、“描写“をないがしろにしている作品が多かったです。書き手はわかっていても、読んでいる方に伝わっているとは限りません。多くの人に読んでもらい感想を聞いて、描写の足りない部分に気づいてください。また、世界設定が甘いです。作品に書かない部分にまで気を配らないと、読者を自分の世界に引き込むことはできません。あと、命を扱う覚悟が足りません。原稿の上とはいえ、殺人を書くには覚悟がいることを知ってほしいです。
……これ、高校生だけじゃなくて、私含むネットで小説書いてる人全員に刺さる指摘じゃないかしら(大汗)うーむ、さすが先生だなあ。
ネットで書いていると内輪向けのお約束にのっとった表現が通ってしまうし、また受けてしまうこともあるので、この
・描写が足りない
・世界設定が甘い
・命を扱う覚悟が足りない
ここのラインがゆるくなりがちだなあと思っておりまして。
自分も反省しつつ書いているつもりではいるんですが、精進しようと思いました。
・命を扱う覚悟が足りない
昨年はなんか自殺する話によく出会って、なんでかなと頭をひねっていて、
●334 カクヨム甲子園応援反省会
https://kakuyomu.jp/works/16816452221508425967/episodes/16817330663489246175
今年はギャグ系の作品に縁があってわはわは笑っていただけで、まったく全貌が把握できていなかったのですが、殺人目についたのですか? はやみねかおる先生がミステリに分類されているから殺人を扱ったのでしたら、はやみねかおる読んでないだろと言いたいのですけど、そういうことでもなくですかね? ホラーとかで? ←いや、自分で確認しなさいよ
私は殺人が出て来る話をほぼ描かない理由を実は持っていて、それは「自分が嫌なことを主にスルーするという適当な性格過ぎて他人を殺すまでに思いつめる気持ちに迫れないし、殺人出て来なくても成立するゆるい話しか書けない。しかし死は別なのでそのうちちゃんと取り組みたい」という自分の問題だったりするのですけれど、いやいや、これだって自分なりに書くかどうかを考えた結論なのです。それ、殺人じゃなきゃ書けない話ですか? そういうことかなあ。←いや、だからカクヨム甲子園の作品読みなさいよ
あまりカクヨム甲子園を応援できていなかったために、これ以上は便乗した物言いにしかならず何も語れないのですけれど、とにかく、はやみねかおる先生の講評を読んで、わー、自分も気を付けよう、と思った次第でした。
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