548 「どんどんくれてちょんまげ」

「ゆるしてちょんまげ」は誰から始まったのかなあ、とググりますと、本日のところはとんねるず木梨憲武さんのギャグであるということに落ち着きそうな検索結果でした。


いえ、異論があるわけではないんですけど、先日また寺内タケシ関係の文献を国立国会図書館から取り寄せまして、その1966年のものの中にですね、あったんですよ。


〈どんどんくれてちょんまげ〉。


「ミュージック・ライフ」1966年1月号の、MLペン・フレンド・コーナーに、クリフ・リチャードと、H・Hって多分ハーマンズ・ハーミッツのことだと思うんですがその二つのファンの横浜の17歳女子がそうおたよりを締めてたんですよ。どしどしお便りくださいの意味ですよ。


どこが寺内タケシ関係の文献なんだよ。いやいや、60年代の、寺内タケシとブルージーンズがバニーズになるあたりの頃の洋楽好きなティーンのみなさんの書くお便りの文体が見たかったんですよ。いやあ、使われている例があったんですね、「〜して頂戴」からの「ちょんまげ」。


とんねるずの80年代まで、ここからけっこう間がありますけど、なんだろう。とにかく資料を見ていたら思いがけず使用例がありましたので、ここに残しておきます。役に立つかはわからない(笑)


調べものの寄り道は面白いなあ。

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