520 手売りできる時代
いしいひさいち先生の『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』をKindle版で読みました。
読んでよかったと思えるマンガでした。特にラストの数ページ。
読もうと思った当時、紙の方が入手しにくいタイミングだったのでKindleにしたのですが、今は版を重ねているようなので、紙のほうもほしいなあ。
今、プロ作家の方でも、ご自分のサイトを持って通販してらっしゃるケース、ありますね。
水野英子先生の美しいご本をそうして購入したなあ。
しかし、プロでもアマチュアでも、電子版も紙も出版のハードルは下がりましたが、「売れるか」の点ですかね、難しくなってるのは。
で、「水野英子先生の通販ということは数量限られてるぞ。それ、買いだ~!」
て、勢いづくのも、先生の信頼と実績に飛び付いてゆく心理ですから、アマチュアはそのへんハードル爆上がりですよね。
『仮面アメリカ』という例もありまして、こちらは日本で言う同人扱いなのかな。アメリカの方がクラウドファンディングで製作資金を集めて展開しているグラフィックノベルのシリーズです。
今年、いきなり出てきたな? と思ったら、2020年からの作品で、国境越えてくるのに四年かかったかー。ていうか、読みたいな。
〈買って読みたい作品〉との出会いがどこなのかを、読者時点で考えるの、大事になってきそうな予感です。これから作品を売りたい方は。多分。
おわります。
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