510 「サブスク」の時代に。
コロナ以降、映画もですがサブスクのコンテンツがものすごく豊かになって、見きれないけどありがたいです。古い松竹のメロドラマが見られる嬉しい。快獣ブースカもウルトラQも見られる嬉しい。
若い世代に昭和歌謡や昭和の特撮など、昔の宝石を発掘してはまっているみなさんがいらっしゃって、それも年寄りとして嬉しい(笑)
年寄りなので(笑)昔の話をいたしますが、昔はそういうサブカルチャーに詳しくなるにはお金がかかりましたので、オタクのみなさんてお金持ちだったよねーだいたい。みなさんすごいし恩恵も受けましたけどそれに付随する不毛な知識マウントとか、あんまり継承したくないこともあったよなー。
思い出すのが、豊富なサブカル知識と楽しい語り口で、たくさんの面白い作品を紹介してくれた、オールナイトニッポンの大槻ケンヂさんです。オーケン。
今思い返すとすごいなと思うのがオーケン、東京と地方の情報格差を前提に、「見るの難しいかもしれないけど、出会ったら見て!」という紹介をしてくれてたので、地方住みリスナーのわたくしたちも、「そうか。オーケンからの宿題だね」と、卑屈にならなかったのです。
あれから数十年、オーケンファン同士で会うと、「こないだやっと『顔のない眼』を見たよ」とか、そういう話になったりします(笑)私も『ピクニック・アット・ハンギングロック』見たなあ。まだジャイアントロボ見てないんだよな。宿題だね。
知識で圧倒する振る舞いじゃなくて、楽しさをシェアしたい熱い気持ちのほうが、このように長く残るんだなあ。サブスクにあふれる時代、作品語りはそうありたいものです。
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