509 「スタイル」を学ぶ難しさ

昔、Twitterで「佐野元春っぽい語り口でツイートする」を試みて、思いの外難しく、成り立たなかったという苦い記憶があります(笑)


佐野元春っていったら、あれだろ? 書き出しを、


『僕は思うんだ』


とか、


『ちょっと想像してみてほしい』


とかにすれば、なんとかなるんじゃないのか。


なりませんでした(笑)


やってみるとわかるのですが、そこから先が凡人は展開できません。無念。

なんというか、村上春樹のできそこないにしかなりません。佐野元春を佐野元春たらしめているあのスタイルのあの境地は、やはりハードルが高いようで。


でも、習作していたときに、気になるスタイルの作家の文章を筆写してみたり、文体模倣で遊んだりすると、そのスタイルが何となく体を動かすことによって「わかる」ような感覚になるの、結構好きでした。最近はあんまりやらないなあ。


文体模倣って、最近は流行らないんだろうか。


時間があったら、そんな遊びもしてみたいです。

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