7 転生したり、悪役令嬢だったり。

誰でも小説を書いてネットで発表できるようになって、「小説」ってどうなるんだろうな。短歌とか俳句みたいになっていくのかな、と、ぼんやり考えていたのですが、それにしてもあれですね、こうなると執筆者人口が多いので、流行りの遊び場にみんな集うように、転生したり異世界だったりですね。揶揄されたりしますが、それもこれも単に書き手が多いからではないでしょうか。


振り返ってみても、昔の学園SFはエスパー学生だらけでしたし(「エスパー」って今、聞かないな! 異能力とかチート能力とか言いますよね)、異世界ファンタジーは魔導士だらけでしたし、昭和のおじさんが読んでいたアクション小説の表紙は赤とか白の下着のお姉ちゃんばかりでした(偏見)し、そんなもんでしょう。流行りの遊び場で遊んでいいと思います。私も遊びたいのですが、ゲームをしないのでよく世界の前提がわからなくて書けないだけです。


と、ここでふと思ったのですが、小説を書きたい、と思った時点ですでに、なろうとかカクヨムがあった世代のみなさんて、習作はどうしているんでしょうか。お友達とかに読んでもらって、いける、と思ってからネットの方に参加するのか、最初から習作でもとにかくネットに上げてしまって、違うな、と思ったら削除するのか、どうなんでしょうか。おばちゃんからの疑問です。


ちなみに私は高校の時文芸部でした(部誌はどこの学校も手書きもしくはワープロ!)が、当時の作品をこういう場に上げる度胸はないです……習作は習作だな……

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