第22話 葉月のクッキング
ドアを開けるとそこに葉月とみさきがいました。
葉月の手には重そうな買い物袋がありました。
「え?」
一は驚きました。
「葉月のーーー!クッキングタイム!」
葉月がそういってみさきの手を引っ張り一の家に入ります。
「え?え?え?」
戸惑う一。
そしてリビングに座る一とみさき。
葉月は台所で料理をします。
一もみさきもなにを話していいのかわかりません。
「元気してた?」
一が勇気を出して言葉を絞ります。
「元気ではないです。
一さんは痩せましたか?」
「ご飯を食べるの忘れてた」
「そうですか……」
そういったみさきの目は悲しみに満ちていました。
「……うん」
「ささっと冷やしうどんを作ったよ」
葉月は、そう言うと一とみさきの前に冷やしうどんを出しました。
「温玉乗せましょうね」
葉月はそう言って市販の温泉卵を一とみさきに渡します。
そして自分の冷やしうどんの上に温泉卵を割って乗せました。
「ささ、美味しいよー
食べましょ♪食べましょ♪」
葉月は軽いテンションでうどんを食べはじめました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます