GOLGOLモルカー

「仕事疲れた癒しが欲しい、 仕事辞めようかな」


とぼとぼと歩くトレーナー。


「ぷい!!」

「うん?」


トレーナーの目の前に髪の毛が長いゴールドシップに良く似た

モルカーが現れた。


「ゴールドシップ・・・遂にモルカーになったのか・・・」

「ぷい!!」


モルカーにむぎゅーとするトレーナー。


「柔らかい」

「ぷいぷい!!」


モルカーに急かされて内部に乗るトレーナー。


「中もふかふかだぁ・・・」

「お、 トレーナー、 モルカー買ったのか、 いいなー」


ゴールドシップがきさくに声をかける。


「ゴールドシップ!! てっきりお前がモルカーになったのかと思ったぞ!!」

「ウマ娘がどうやってモルカーになるんだよ」

「それもそうだな、 じゃあどっか行こうか」

「そうだな、 じゃあ入るぞー」


モルカーの中に入るゴールドシップ。


「所でモルカーの免許持っているのか?」

「モルカーって免許居るのか!?」

「しっかりしろよトレーナー、 免許が必要に決まっているじゃないか」

「ゴールドシップは免許持っているのか?」

「あたぼうよ!! じゃあ運転するぜぇ!!」


シートベルトをきちんと締めて出発するモルカー。


「何処に行く?」

「宇宙行こうぜ!!」

「宇宙には行けないだろぉ」

「ぷい!!」


しゃきーんとロケットエンジンが出現するモルカー。


「・・・・・マジで?」

「ぷい!!」


ごおおおおおおおおおおおおおおおおおお

とロケットエンジンが点火されて第二宇宙速度を超えて

地球の重力圏を脱出したのだった。


「すげぇ・・・これが宇宙かぁ・・・」

「どうだ? 一度トレーナーと宇宙行ってみたかったんだ」

「はい、 そこのモルカー止まりなさい」

「な、 だ、 誰だ!?」

「誰だって宇宙警察だろ、 はーい」


路肩に駐車するモルカー。


「パスポート見せて」


宇宙警察にパスポートを求められる。


「はいよ」


ゴールドシップはパスポートを見せる。


「トレーナーも早く」

「え・・・あ・・・持って来てない」

「トレーナー!! 宇宙来るのにパスポート持ってないって如何言う事だよ!!」

「俺的にはむしろこの状況が如何言う事だよ!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る