トレーナーの辞職を何としても食い止めるゴールドシップ

@asashinjam

仕事辞めるとか言うなよぉ・・・

「起きたかトレーナー!!」


トレーナーがベッドから起きると

そこにはゴールドシップとメジロマックイーンが傍に居た。


「ゴルシ・・・? それにマックイーン・・・? 俺は・・・」

「それは」

「急にぶっ倒れたんだぜ? 驚いたよぉ」


マックイーンの言葉を遮ってゴールドシップが喋る。


「まぁトレーナーが倒れたなんて事は如何でも良いんだよ」

「いや俺が倒れたのは一大事・・・」

「それよりもさ、 トレーナーが持っていたこれなんだが・・・」


そう言ってゴールドシップが手に取ったのは退職届。


「・・・・・」

「何でアタシ達に何も言ってくれなかったんだ?」

「すまん・・・」


顔を伏せるトレーナー。


「・・・言うなよ」

「え?・・・!?」


顔を上げるとそこには号泣しているゴールドシップの姿が有った。


「辞めるなんて言うなよぉ・・・

もう私はトレーナー無しの人生なんか退屈なんだよぉ・・・」

「・・・・・すまないな・・・」


泣いているゴールドシップを撫でるトレーナー。


「一応、 タキオンが診察しましたが特に問題無いそうです・・・」

「そうか・・・」

「じゃあこれはアタシの晩飯な」


もしゃもしゃと退職届を食べるゴールドシップ。


「アンタに夕食を御馳走するよ、 何が良い?」

「・・・まともな物なら何でもいい」

「じゃあマックイーン、 一緒に料理しようぜ!!」

「えぇ!? 私もですの!?」

「まぁ良いじゃねぇか!! レッツ料理!!」


そう言って厨房に向かった二人だった。




「所でゴールドシップ

トレーナーが倒れたのは貴女がドロップキックしたからじゃあ・・・」

「トレーナーが辞めるのを止める為だ、 コラテラルダメージって奴だ」

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