第224話【ネタバレあり】「光条」といういいかた【その1光条推進】【解説編】

 ご覧いただきありがとうございます。

 以下、いささかのネタバレを含みます。

 ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。

 なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。





――ここから――



 ライトなブレードとかレーザーなサーベルとかビームなセイバーとかあるじゃないですか。

 あれの、長さとかが気になるんです。

 どうやってあの長さに留まっているのか頭の中で理屈に合わなくて仕方がないんです。

 しまいにゃオカルトで延びたりするし……。

 ……せめて延びるのはやめてくれよ……。

 なので「ライトなんとか」とか「レーザーなんとか」とか「ビームなんとか」とはいいたくなくって光条っていってます。

 光りの帯です。

 光の束です。

 長く延びた光りです。

 

 そもそもの脚力、走破力からしてどうかしている徹攻兵ですが、ノズルからヴワワっと吹き出して推進力にするのってロマンじゃないですか。

 ロケットとか推進剤が必用だし、熱は持つし、推進剤がなくなったらデッドウェイトでしかないし、現実は世知辛いのです。

 なので光条で推進できることにしました。

 この、光りの元をどうするかで、意識通信の時に設定したクリスタルが関係することにしました。

 コレもただの石ころを割ってもなんとかなるんですけれどもね。

 軍事用の装備で紫水晶を多用しても、コスト的にはそんなにそんなでもないかなあと。

 APFSDS弾とか、一発百万ちかい調達コストで仕入れているらしいですし。

 国産なので仕方ないですね。

 国民に還元されるお金と割り切りましょう。

 そしてそれに比べたら紫水晶の破片なんてたかが知れてると思うんです。

 

 光条は熱に頼らないことにしました。

 熱に頼ると熱せられて光っていることになって、色味が固定されてしまうな、と。

 光条の色味に個性が出て欲しいなと思い、光条は熱とは関係なくなりました。

 

 ただ、気圧の変化を発生させて推進に当てていると。

 これも、大気を吸い込んで気圧を変えているのではなく、その場で気圧を変えていることにしました。

 ちょっと理屈に合いにくいのですが、大量の空気を吸い込んではき出す方が返って理屈に合わないと思ったのです。

 バードストライク的な事象とかどうするの、てか、掃除機かよ、と思い始めまして……。

 

 結果空中だけでなく水中でも推進できることになりました。

 それも駆動音無しで。

 海自の徹攻兵とかほとんど描写できませんでしたが、携行型CIWSを持ってミサイルを迎撃する徹攻兵とか、凄いロマンだと思うんですよね。

 んでもってミサイル迎撃後に魚雷を四本くらい背負って潜水し、対潜任務に当たるとか、やりたい放題だと思うんですよ。

 

 まあ、第五世代型以上でないと務まらないし、そうなるとそれなりに年かさの徹攻兵が出張ることになるわけですが。

 

 うーん、海自の徹攻兵かあ。

 駆逐艦一隻に数名が乗り込んでいて、その単艦で某国の空母打撃群を台無しにしていくとかかなあ。

 

 二十ミリ六連装の機関砲を両手に持って、「タタン、タタタン」と群がるミサイルを二、三発ごとに迎撃してしまう。

 前後左右、四名の徹攻兵がH―CIWSを抱えているだけで、十数隻におよぶミサイル駆逐艦を中心とした艦隊からの百発を超える艦対艦ミサイルによる飽和攻撃を無効化してしまう。

 んで持って迎撃後に、「じゃ、ちょっくら行ってくるわ」と魚雷を四本ほど背負って、光条推進で途中まで海面を飛んだら、いいところで海中に潜って、一発、一発確実に当ててくる、見たいな感じかな。

 その四人が行ったり来たりするたびに、敵艦が一艦、また一艦と沈んでいく。

 

 うん、相手にしたくないな。

 

 ……本編にそんな描写は全然ないんですけれども。

 

 もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。

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