月光

見上げた夜空の月の光は

今の私にお似合いだろう

冴え冴えとした冷たい光は

私が纏う空気のようだと

涙を浮かべて あなたは言った


嫌いな訳 ないだろう

大事じゃない訳 ないだろう


想っていても 伝わらない

伝え方が わからない

冷たい私の光では あなたの心に届かない


月光が

あなたが流した涙を照らす


あなたの涙を両手で拭い

想いのままに抱きしめる

伝わるだろうか

太陽よりも 熱い想いが

あなたの胸の 奥深くまで

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る