2023/07の記事

夏が解禁し、女子高生が「開襟」という言葉を多用する季節がやって来ました。

 2023年7月1日(土)。22時13分。夏解禁。


 メモ:開襟


 メモツイート:

 「プールに来たけど誰一人泳いでねえんだわ」


 こんにちは。井上和音です。


 7月になりました。夏が来ました。


 外は雨でした。朝から古典ギリシア語とラテン語の本を買いました。なんで買ったのという感じですね。Kindleで買えたので買いましたね。


 そもそもが「しっかり学ぶ古典ギリシア語」というタイトルの本なのですが、実は大学で著者の方から古典ギリシア語を習った事実があります。2016年頃だったと思いますが、その頃は古典ギリシア語のテキストなど世の中には無く、辞書も無く、そもそもの古典ギリシア語に精通している日本人が実はほとんどいなかったのではないかと思うほどに、世の中には古典ギリシア語に関する書籍はありませんでした。大学でのテキストも Oxford University が出している英語の本で講義を行っていました。


 講師の方は本当に素晴らしい方でした。資料の乏しい古典ギリシア語に関してこれでもかと自作の資料を作ってくださいました。しかしながら、私の力不足というか、付いていくことが出来ないなと中盤頃から思い始め、最後のテストまでは出ることなく、いわゆる落単という形で古典ギリシア語の幕は閉じました。


 その方が古典ギリシア語のテキストを出していたので、思い出す感じで買ってみました。同じシリーズでこちらも講義を挫折したラテン語初級の本があったので買ってみました。


 古典ギリシア語のテキストを開いてみましたがやっぱり難しいです。自分は特に記憶の分野で致命的な欠陥があると自覚しているのでゆっくりやればいいと思っています。本は逃げませんし、古典ギリシア語の文法が変化するということもこれから先あり得ることはないでしょう。


 数学ガール秘密ノート微分を追いかけて、も読みました。面白いですね。ゆっくりしっかり読んでみると、二項定理の公式がようやく暗記ではなく数式で理解できるようになりました。高校時代の自分よりかは今の自分のほうが余裕があるのと、発達障害の薬も飲んでいるので、数式を理解する力も少しはマシになってきたのかなと思いました。


 数学ガール秘密ノートシリーズは読んでいくうちにとんでもない世界へといつの間にか連れて行ってくれる名著だと思います。こういう本がないかなと小学生の頃に夢見ていた本がまさに数学ガール秘密ノートシリーズのような気がします。文系数学は予備校で一位を取るくらいには得意だったはずなので、メチルフェニデートを処方してもらっている今読んでみて、いつの間にやらとんでもない世界へと連れて行ってくださいなと思っています。


 古典ギリシア語とラテン語の初級の本を買うのと同時に、アラビア語と中国語の初級の本も買ってみました。こちらは紙の本でいつ届くかは分かりません。届いてみたら何で買ったのと未来の自分は思うかもしれませんが、まあ、捨てないでね。なんとなく買いました。視野が広がるといいですね。


 お昼は素麺そうめんを食べて午後からプールに行きました。実家の素麺は何も具を乗せずに氷だけを乗せるのが伝統なのですが、これはただのつけ麺ではと大人になった後なら思います。


 プールに行きました。メモツイートにあるように、泳いでいる人が誰一人いませんでした。そもそもが雨だったし。駐車場に自動車を停めた時に職員さんが「まさかでお客さんが来た!」みたいな雰囲気で出迎えてくださいました。


 貸切状態。


 泳ぎました。400m。平泳ぎ。水温はそこまで冷たくなかったので温水プールの中を泳いでいるかのような気分になりました。ちゃぷんちゃぷんと一人でゆったり泳ぎました。200円で泳げるのでコスパも良いと思いました。


 全く運動をしていなかったので筋肉が悲鳴をあげました。平泳ぎだったので股関節あたりが痛みました。実家に帰って急いで柔軟体操をしてリラックスしていると急激に眠気が来ました。


 布団にくるまり、ごろごろしていました。数年ぶりくらいの筋肉痛だったので、筋肉でカロリーが消費されて筋線維が破壊、修復されると身体中が熱を帯びていきとても体温が熱くなりました。パンクアップってやつですか。筋肉にばんばん血流が巡っているのがよく分かりました。やっぱり水泳は運動としてのコストパフォーマンスが良いですね。30分くらいしか泳いでいないのに。


 ラテン語の本も開いてみました。大学時代にラテン語は習うのではなくて講義中はテキストの答え合わせしかしない講義だったので履修はしたもののラテン語のラの文字すら知識が無い状態でした。


 ラテン語って古典ギリシア語と比べればだいぶ楽じゃね? というのが数ページ読んでみての感想でした。古典ギリシア語どころがフランス語、英語と比べても楽そうな気がします。


 ラテン語の読み方がローマ字というのが日本人としてすごくありがたいですね。まだまだ数ページしか読んでいませんが。これから先難しい話がどんどんと出てくるのかもしれません。


 プールの後の眠気に負けて、またすぐに寝ました。体中が火照ほてっています。大胸筋が喜んでいるよ! 熱いね! という感じでした。本当に熱があるのではないかと疑って体温計で体温を測りましたよ。特に熱はありませんでした。


 開襟かいきんの話ですか。


 私が中学生くらいの頃、女子高生になるとみな夏に開襟開襟と言い始めます。最初は解禁と思っていて、夏になると夏服が許されることを解禁と呼んでいたのかなと思っていましたが、実は開襟シャツのことを略して開襟開襟とみんな言っていたのですね。中学生くらいの頃に開襟という言葉をインターネットか何かで知った自分は「開襟って言葉、漢字だけ見るとだいぶ破廉恥はれんちじゃね」とか思っていました。女子高生が「えりを開く、襟を開く」と言っているようなものなので、女子高生って大人ぶって開襟という言葉を多用していたのかなとか勝手に推測していました。呼び方は夏服でよくない? とか思っていました。高校生になって新しい単語が増えて開襟という単語を使ってみたいのだろうなとか思いました。開襟という言葉を女子高生が急に使いだすという文化は熊本だけなのでしょうか。熊本以外で中学高校を過ごしたことがないので分かりませんが、個人的には無くなってほしくない不思議な文化ですね。大人になるとそもそもが制服など無くなり「開襟」なんて言葉はあまり使いませんから。女子高生の特権の言葉として開襟という言葉が伝統のように続いていけば、青春ワードというか、開襟と聞くだけで高校時代を思い出すことが出来るのでこの謎の伝統は続いていってほしいです。


 夏、解禁!

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