「一歩目」が同時多発的に起きた。

 2023年2月4日(土)。10時34分。休みの日。


 休日はITパスポート試験の勉強をするか、「名言図鑑」を更新するか、それくらいにしておいて、自分のグリッドを守らないと、ITパスポート試験に落ちてしまい後悔するよ、もしくは、落ちたとしても「勉強する時間が足らなかった」という後悔しかない落ち方をしたら、やっぱりもっと後悔するよ、と思いながらも、休日になってみて、やっていることは、やっぱり駄文打ちというか。あったことを記録したがるクセは、1年間続けてしまったことからくる「やりたくて仕方がない。記録しておかないと不安になる」といった、グリッドの力が働いています。


 夢を見たので記録しておきたいと思います。


 こんにちは。井上和音です。


 ITパスポート試験の参考書を開いて知ったのですが、ITパスポート試験って経済産業省が管轄する、れっきとした国家資格だったのですね。親から「公認の資格では無いと意味はない。お前はただ金をドブに捨てただけだ」と言われてしまいましたが、国家資格でした。一回受けたことあるけれど、「国家資格だろうがなんだろうが関係ない。早く何かしらの資格が欲しい」と言った状態だったので、公認だろうと、民間だろうと、どうでもいいと思っていました。


 はい。夢の話ですね。ずっと誰かが「羨ましい。とにかくお前が羨ましい」と言われ続ける夢でした。こんな夢の話を語るためにブログを更新していると思うと、ちょっと変な気もしますが、その「羨ましい」と言っている相手は、恐らく、ほぼ確信的には過去の自分だっただろうなと思っています。


 過去の自分。お金も無くて実績も無くて、自由も無くて、ただ統合失調症の不幸のなかのどん底に居た自分。そいつから「羨ましい」と言われ続けました。多分、自分がやりたかったことの未来像を、結局のところ手に入れてしまったというか。未だにパートタイマーの面接が通ったかどうかは分かりませんが、自分でお金を稼いで、ありがたいことに障害基礎年金2級を貰っていて、なおかつ遂に、親の反対とか押し切って、自分の目標に少しずつ近づいていくための、一歩目。資格試験を受けてみる、という挑戦することが、自分勝手に出来た現実。決して華やかではありませんが、お金がじゃんじゃん入ってくるような生活スタイルでもありませんが、自分は統合失調症を罹患していることに変わりは無いのですが、現実の周囲の空気感を変える、「一歩目」を歩めたのは、現実として事実です。


 また、趣味として「名言図鑑」。すなわち名言を集める旅のようなものも、note さんが審査を通過させていただいたことにより、趣味の夢の「一歩目」も同時にスタートしてくれました。統合失調症になってから何もかも上手くいかなかった。そんな自分の人生を否定されまくる日々を、少しでも補正することが出来たとしたら。それは、「自分のやりたいことなどを全て否定され続けていた過去の自分」からしたら、それはそれは羨ましい日常というか、人生が始まったというか。


 突然に人生の「一歩目」が始まることもあるのですね。それに同時多発的に。


 同時多発的に「一歩目」が始まってしまうと、「あれもしなければいけない。これもしなければいけない」という状態に陥るはずなのですが、なんででしょうね。なんでこんな駄文を打っているのでしょうか。


 「ITパスポート試験にもしも受かったら、統計学検定3級や簿記3級とか、MOSとか受けてみたい」という願望もあります。はい。《願望》に過ぎません。自分勝手に何もかもしたい、という思いは、要するに自分のお金の使い道を、自分の思い通りに使うことは、果たして許されるのか。未来の井上さんは一体どうなっているのでしょうか。「ITパスポート試験を受ける」などと1週間前の自分でも考えられないようなことが現実になりましたが、まあ、まだ受かっておらず、受かったら喜びましょうね、くらいの気持ちしかありませんが、「輪廻のような毎日」から「縦に成長していくような毎日」に少しは変わったこと。正直言って、「日々というのは輪廻ではなく螺旋らせんなんだよ」みたいなことを言っていた日々は、結局のところ「輪廻のような毎日」を認めたくなかったからそんなことを言っていたのだろうな、と考えてしまいます。


 自分のやりたいことを、いちいち人に確認しなければいけない毎日。


 子供かと言われてしまいそうですが、統合失調症で実家に帰ったり、障害者雇用でパートタイマーを続けてしまうと「弱者で勝手に何かをやると注意を受ける」という状態に、激しい言葉で表現すると「自由に選ぶという基本的人権が失われた状態」にずっと居たような気がします。渦中にいる人間は、実は気が付かないもので。「大学時代は自由だった」とは言え、そこにお金はなく、「就労移行支援事業所にいた頃は何も無かった」と言えて、そこは間違いがないのですが、「パートタイマーと障害年金が入ってきて経済的自由が増えた」とは言えるのですが、自分から選択する自由は実は失われていて、そこに気が付かずに、時間だけがどんどんと過ぎていく日々に安住していました。


 しかしながら。これではよくない、と社会のほうから私が変わるようにと要請がありました。「お金があれば変われるよ」という結論があり、小さな一歩目をようやく踏み出すことが出来ました。


 もしくは、この「とうおこ」を書き始めた一年くらい前の頃が「小さな一歩目」の始まりだったのかもしれませんが。


 自分もやれば、まあ出来るんじゃないの、くらいの気持ちでやっていきましょう。勉強と名言を集めていかなくてはいけませんね。少しずつ。分解しながら。グリッドを。

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