新成人の皆様おめでとうございます。
2023年1月8日(日)。16時15分。成人の日。ではない。成人の日は明日です。ツイッターで騙されました。でも今日成人式を行っているところもあるでしょう。
成人年齢が18歳になったということは、高校の卒業式の前に成人式をやっているってことなのでしょうか。確か今週が共通テストの日だったような気がするのですが、高校生たちって勉強できるのですかね。
それとももう、共通テストの前だから成人式に行かない人とかに分かれてしまうのですかね。
でも、経験上、共通テストの最後の最後までぎりぎり追い詰める人よりも、普通に生きて、普通に毎日勉強して、普通に記憶力のいい人が結局のところ浪人もせずに大学にするすると入っていって、その後の人生もするすると上手く行っている人のほうが多い気がしました。所詮自分の体験談ですけれども。
コンサータを飲んでいたらとか。睡眠導入剤を飲んでいたらとか。色々考えますが、どっちかというと、そういう向精神薬を10代から飲んでいたら、統合失調症になるのも早まっていただけなのかなと思います。
発達障害でコンサータを飲んでいたら、眠気が取れて頭が良くなることは、多分、頭が良くなるのでしょうけれど。頭が良くなるだけですから。眠くて仕様がない日々で、「本来の自分はこの程度の実力ではないはず」とか思い込んでしまうことがある人は、もしかしたら発達障害の気があるのかもしれません。
自分が発達障害だったなあ、と思うエピソードは、夜に眠れないことと、あと、脳の発達というか、成長自身が、他の人よりも遅かったような気がします。特に記憶の分野とかでは。中学校時代に「憲法を暗記しろ」とか「古文で短歌を暗記しろ」とか、めちゃくちゃ苦手でした。「なんで和音は計算ドリルとかは早いのに、暗記分野とかそこまで出来ないの? やる気無いの?」とか言われて、少年時代の井上さんは困りはしていたのですが、周囲を笑わせることだけが生きる目的なんじゃないかとか勝手に思い込んでいたので「そう。やる気無いんす」みたいな返答しかできませんでした。おかげさまで中学校時代の通知表というか、内申点が最低ランクで、特に「意欲・関心」テーマにおいてA・B・C・DランクのうちのDだったり。副教科も、周囲を笑わせることだけが生きがい、みたいな感情を持っていたために、副教科もわざと失敗し、周囲を笑わせ、結局完成せずに通知表では2とかばっかりでした。
「和音は頭は良いけど馬鹿なんだ」みたいなキャラでしたね。人間失格を読んだ時に、「(この程度で太宰治は『人間失格』とか言っているのか。主人公は充分人生を楽しんでいるし、普通に合格の人生では)」とか思っていました。
馬鹿の振りをするのではなくて、馬鹿の振りをしていかなければ生きていけない。自分には才能がない。周りを笑わせることならできる。それしかできない。そうやって中学時代は生きていました。
ところ変わって高校時代になると。知り合いが誰もいない。無理矢理仲間に入れられることも無い。言うなれば完全な孤独を経験しました。ずっと寂しかったです。しかし、偏差値がある程度高い高校に行ってしまうと、みんな一人で行動するのが当たり前のような空気に一変します。みんなお金持ちばかりで、自分一人で生きていても充分楽しいらしく、『心の底からの仲間』のような雰囲気はありませんでした。
無理に笑わせる必要性も無くなり、ただ勉強だけを毎日する日々。授業中はほぼ寝ていたので、毎日睡魔との戦い。授業中寝ているので、何も理解できないままテスト期間を迎えて、20段階中の3とかの成績をよく取っていました。結局塾に行くことになり、徹底的に睡眠時間は削られ、10代のうちにしておいたほうがいいことなどを、結局何も経験しないまま18歳くらいになりました。
18歳くらいの自分はどうかと言われたら、前述した通り、脳の発達が遅かった自覚があるために、普通の人の15歳くらいの精神年齢だったのではないかと思われます。そろそろ学習障害の域に達するのではないかと思われていましたが、とにかく勉強しまくっていたので、「あれだけ勉強しまくっているのだからそのうち……」みたいに見られていたのだろうなと思います。
高校はレベルが高かったので言っておくと、自分よりも遥かにレベルの高い集団に入ってしまうと、やりたいことなど何もできず、またIQとかも違うために、友達とかほぼ出来ません。全く楽しくなかったです。しかし、後悔は無いです。そういう環境に居れただけでも幸せでした。地元から離れる経験は、若いうちほど必要かなと思います。しかし、それは親の経済力などが多々に影響を及ぼすために、子ども、自分だけの判断でそういう人生を選び取ることができないのが一番の難点かと思われますが。
「はい。こんにちは。年賀らせです。はい。井上さんの発達障害と分かるまでの青春時代の総まとめでした。恐らく今も脳が発達を続けているのではないのですか。成長期が異常に遅かったとかありましたし。親には申し訳なかったし、当時の井上さんにも申し訳が立ちませんね。だって当時の井上さんは我慢に我慢を重ねて我慢をし続けていたかのような人間でしたから。『単純に東京に行きたかった』とかの理由で早稲田大学とか東京大学とか、なんか色々言ってましたけれど、特に眼中にも無かった同志社大学に最終的には入学するわけですが。オープンキャンパスにも行ったこと無かったですし。親は国立大学以外認めていませんでしたし。『神戸大学は坂がキツイ』『大阪大学は田舎にある』とかわけわかんない理由で志望していませんでしたが。最終的には『受験ってなんの意味があるの。ほどほどの大学に行ってほどほどの暮らしが出来たらそれでよくないか』くらいの気持ちで、親の反対を押し切って同志社大学に進学されたとか。一人暮らしは本当に楽しかったですね。努力のレールから外れ、趣味だけにお金と時間を注いで。結果的には統合失調症で終わってしまいましたが。あんなに遊んでいた時期は無かったです。また、あんなに自分がやっていることは、正義なんだと自分を信じられる期間も、あの4年間だけだったのではないのでしょうか。自分で選んで、自分で努力する。そういう期間が人間には必要なのかもしれませんね」
新成人の皆様おめでとうございます。
僕は成人式には行けなかったけれど、地元の友だちって結構大事で、一生付き合っていってもいいんじゃないかと、障害を持った後に思うようになりました。ただ、一度地元を離れて、また地元に戻ってきて友人との付き合いを再び始めるというのは実はかなり大変なことで、一つアドバイスをしておくと、地元の友人とのLINEは交換しておいた方が良いです。
地元から旅立つ人も、地元に残る人も、お互いに切磋琢磨して生きていくのが一番良いです。自分は旅立つ時に、友人との連絡手段を断ち切ってしまい、本物の孤独の中に入ってしまいましたが、人間は実はそう簡単には孤独には勝てません。
何が起こるか分からないので、地元の人も、地元から離れる人も、一生コミュニケーションを取り続けることができる体制でいることが大事かなとか思います。
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