371記事以降
頭のいい人は、職場では頭の悪い私に合わせてくれるために、苦労している。
2022年6月30日(水)。暑い。終わり。
日に日に中身が無くなっていくが、暑い以外の感情が無いのだ。
統合失調症はよく起こる。
それでいて、「諦めの気持ち」がどんどん減ってきていることに気付く。
仕事上でも「何十回と言ってきた」と言われていたことがようやく分かることができた。上司の伝え方が悪かった。「諦めの気持ち」「完全従属する気持ち」を捨て「自分で考える気持ち」が強くなり、「何十回と言ってきた」と言った上司の作業もようやく理解できた。確かに言ってはいるが、伝わってはいない。自分で考えて、「こうしたほうが圧倒的にミスが少なく早く終わる」ことを自分で見つけた。「何十回と言ってきた」と言われたが、工程上の順番が違うので、自分で考え出した、のほうが近いような気がする。
何も起こらない。
酷暑という現実以外は何も。
FIRE、すなわち早期リタイアが最近流行っているが、既に所得の何割かを年金に頼って暮らしている私はすでにFIREしていると言える。ただ正職員になるだけの器量と体力と技術が無いだけなのかもしれない。
普通以下の人間。
しかし、薬を飲んでなんとか働いている。
何か褒美をもらうわけでもない。給料が恵まれているわけでもない。
ただ、異常に信頼されていたのは事実だったようだ。なぜかは分からないがパートタイマーが触っていいことなのか分からないこと、早く終わらせなければいけないこと、技術的なことが必要なこと、などをまあまあやらされた。
今日も、Excelで割り算同士を引く時に出る誤差を数式を使って直してほしいと言われた。社内研修も何もない。無理だと言ったらすいません。と早口に言われた。どこまでできるのかをテストされているかのような不思議な感覚。
何をしているのか分からない感覚は仕事をしてからずっと感じている。こんなことをして何になるのだろうか。私のためにわざわざ簡単な仕事を切り取って与えてくれているのではなかろうか。そんな気持ちは常にある。
Excelの関数は難しい。数式なんてもってのほか。勘で数式を創っているが、更に奥深い数式があることを知っている。そのうちマクロとか触らせるのではないかと思ってしまう。マクロにやたらと詳しい人がいるが、その人はなぜ自分がマクロに詳しいのかをかたくなに話そうとしない。ネットで調べましたとしか言われない。すごいなあと思いながらも、職員ですら誰も付いていけないプログラムを書いて、その人がいない時には業務がストップするなんてこともよくある。
その人は周囲の頭の悪さを理解し、誰にでも分かるようにレベルを合わせてくれるようになった。障害者の私に提出するExcelシートは、すでに完璧で、ミスをする方が難しいレベルにまで用意されている。
頭がいい人も、仕事上においては周りに合わせなければいけないのだなあとその人を見て思った。
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