引用と著作権侵害の違いが分からず、引用だけをしていたことに罪を感じていたことの告白。
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タイトルは『お風呂の中で考えていた』にしようか迷っています。
変わるかもしれないことはもちろん承知の上で。
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今日分かったことは、柱を創り出すには、グーグル検索で引っかからなければならない、ということだった。柱というのは何もせずともpvが勝手に伸びていく記事のことだ。何もせずにpvを伸ばすには、どうしたらいいのか。考えてみたが、みなが検索するワードをタイトルに組み込んでみる、ということだ。前々から【書評】は創り出したいと考えていたが、それよりも情熱が伝わりやすいかと思い、【歌評】を書いてみることにした。軽く調べて、引用は作詞家をちゃんと載せる、一言一句間違いなく載せる、引用文字数より自分の文章量の方を多く載せる、などのルールで、YELLOW YELLOW HAPPYの曲を歌評として宣伝してみた。誰かがYELLOW YELLOW HAPPYという曲名を検索したら、グーグル検索で出てくるのではないかというゲスイような算段で書いた。著作権は違反しているつもりはないので、いきなり発表停止になることはないと思う。柱の創り方が──全くの偶然でわかったことなのだが──わかったので、少しでも柱を創り出せるよう尽力したい。ちなみに【歌評】を書くのは結構手間がかかるというのもわかった。【歌評】【書評】は手間がかかり、かなり慎重に書くつもりだが、著作権違反とみなされることがあるかもしれないので、心的な労力もかなり使う。
昔の話で、もうすでに全て消してしまったが、読書メーターの書評のところに、副題と何ページ目にあるかを示しながら、本の引用文をまるまる載せていた時期があった。京都にいたころで、京都は古本屋がたくさんある都市だったので行えた作業だったが、そんな作業を300冊近く続けた。書評より、中身の本物を見せたほうが宣伝になるのではないか、という思い付きからだった。引用文には、毎回400近い☆が付けられて、自分がやっていることは正しく、今の自分しかできないことだと思い、次々と本を紹介していった。
その矢先、統合失調症になった。
統合失調症になり、不運が連発し、この世の全てが暗号に見え、閉鎖病棟隔離室に入れられ地獄を見ながら『自分は何か倫理的な罪を犯したのではないか』と考えていた。入院が終わった後も、読書メーターに引用をする作業は続けていた。文学部哲学科でのレポートでは引用するのが当たり前、というよりも引用が無ければ不可とみなされていたので、引用は良いことだと思い込んでいた。
しかし、科の共用部屋で読書メーターに引用していたら、後輩が、──私の方を見ていたわけではないが──空を見ながら「もうやめて」と小さくつぶやいた。私は著作権違反に加担しているのではないか、と思うようになった。もちろん統合失調症の陽性期の症状である。
そして、実家に帰ることを決意した後に、カード会社から6万円の請求が急に来た。私は自分が罪を犯したからこのような不幸なことがいきなり起こるのだ、と考えた。読書メーターに引用していた300近い書評を全て消すことにした。消したその日のオリンピックを扱った大河ドラマがあっていて、私がお風呂に入ろうとしたときに、そのドラマの声で「ありがとうございます! ありがとうございます!」とタイミングよく聞こえてきた。統合失調症陽性期のできごとだ。
告白してしまった。消してしまい証拠はもう既に残っていないのだが。3年前の出来事である。
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