統合失調症を緩和するための方法の絶対的な2つ。

 あなたが学生時代に統合失調症になってしまったと仮定しましょう。

 私がそうだったので、社会人になってから統合失調症になってしまうケースがちょっと考えられないのですね。


 統合失調症を緩和するために絶対的に必要なものを2つ、短く紹介していきます。


 1、誰かと共に暮らすこと。

 2、貯蓄を百万円以上は確実にすること。


 この2つです。


 私が大学生の頃、急性アルコール中毒で不安障害になってしまったとき、一人では生きられないと悟りました。手が冷たいのです。一人暮らしでストーブなども無かったために、温める方法が分からない。誰か助けてほしい。誰か私の手を握ってほしい。

 その思いで、近所のかかりつけ医を訪れました。自分ではどうしようもなかったので「注射針で思いっきり僕の腕に刺し込んでください。痛みでこの不安感を飛ばします」と頼みました。夜の10時過ぎでした。そのかかりつけ医は内科だったので、「もう僕の力では診れない」と言われ、心療内科に紹介状をもらいました。内科では『マイスリー』という睡眠導入剤をもらい、この薬が軽くラリる薬なので、不安障害を一時的に解消でき、次の日、なんとか新しい心療内科を訪れました。 

 その心療内科で『セパゾン』という薬をもらい、飲んでみたら不安障害は全く無くなりました。

 それから、心療内科に通い続け、WISEのテストを受け、発達障害として認定され、コンサータという薬を手に入れ、最終的には統合失調症になったのです。


 統合失調症になった原因を思い返してみると『親友やパートナーがいなかった寂しさ』『お金のなさへの危機感』『金欠による栄養不足』が原因だったと今になって感じます。

 閉鎖病棟で3ヶ月過ごし、また一人暮らしに戻りましたが、残念ながら一人で生きていくことは困難であると結論しました。


 そして、大学を辞めて、のこのこと実家に帰ってきてしまいました。そこで感じたのが『語ることのできる相手がいる温かさ』『バランスの良い食事による安定感』でした。統合失調症になるほど心理的に不安定になったときには、一人では生きないほうが断然良いということです。


 もちろん、理想としては『一緒に暮らしているパートナーがいる』というのが一番理想的です。しかし、私はパートナーを求めようとは思っていませんでした。最終的に統合失調症にまでなった遠因はそれだろうな、と思ってしまいました。


 ☆☆☆


 2つ目の『貯蓄は百万円以上しましょう』というのですが、貯蓄がある程度たまり、買える範囲が広がったりやりたいことができるようになると、精神的にすごく楽になります。もちろん、貯蓄をするためには働かなくてはいけないので、この『貯蓄は百万円以上しましょう』のなかには、『仕事をする』という要素も入ってきます。


 たとえ低賃金であっても、仕事をしていて一番いいことは、「仕事中は出費をしない」という、自分を縛ることができることです。これにより、お金は貯まっていきますし、不安の気持ちが入ってくることを防げます。


 百万円という数字を出したのは適当ですが、要は稼いだ分を毎月全額使わないことを肝に銘じてほしいのです。貯蓄の余裕は心の余裕に直結します。忙しすぎることは良くない(忙しすぎたことが無いので分かりませんが)とは思いますが、暇すぎる苦痛というのも確かに存在します。


 暇すぎると不安がやってくるので、ほどほどの仕事を探しましょう。

 そして少しずつ、貯蓄の額を増やしていきましょう。

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