【☆】統合失調症(本物)になると、起こる神秘的な体験1
クリック音ってわかりますか? 時々部屋がみしっといったり、パキっと音を出してくるあれです。
統合失調症(本物)になると、そのクリック音が異常に多くなります。何かを思考、妄想するたびに、タイミングよく、ピキッとか、パキッとか部屋やエアコンがきしむ音が鳴るのです。
それが、異常なくらいなります。閉鎖病棟の隔離室に入れられていた時には、天井にある空調設備が、毎秒ピキッ、パキッ、パンッ、ピキッ、……と永遠に鳴らされ続けました。統合失調症初期段階では、その音に合わせて「〇〇賞受賞! △△賞受賞! なんと○○○まで! 受賞! 副賞に金閣! そんなことがあっていいのでしょうか!」みたいな幻聴が延々と続きます。地獄かと思いました。
地獄の試練だと思い込み、反応してはいけない、とまた思い込み、耐えていました。正気を保ち続けていました。
統合失調症初期の頃は思い出したくもないですね。天罰としか思えません。
脳の異常と言われても、絶対に納得できません。初めは神を信じていなかったので、巨大な宗教団体が、ゆるい大学生活を送っていた学生を、徹底的に懲らしめるためにやっているのだと思いました。
それで、統合失調症(本物)の人は、宗教団体から、よくわからない電波を人工衛星から放射されているのだと考えて、人に対して攻撃的になります。
だって、統合失調症患者本人からすれば、関わってくる全人類が敵に思えてしまうからです。
しかし、現実世界のどこにも真相はありません。自分の心を鬱に、もしくは平板化するしか道はありません。
統合失調症における次々の神秘的現象は、神が起こしているとすれば、人に危害を加えることはまず考えません。ムカつくけど、神からいけにえにされたのなら、障害者として仕方なく生き続けよう。そう思考を転換させることが可能です。
周りに迷惑を掛けないこと。その為に必要な統合失調症(本物)患者のマインドは、神(これがやっかいで、人が言う神ではなく、自分にしか分からない神(ではないと宗教団体に間違いなく引っかかります))を信じ、受け止め、諦め、仕事に励むこと。それしかないと考えています。
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