何を残し何を切るか
必要な情報は人による。
自身が使用する為のシナリオであれば、忘れない為のメモでも問題ないことも多い。
しかしながら今回は、
他人に伝えるためのシナリオというコンセプトを基準に考えてみたいと思う。
自分で不要だと感じる部分は、削っていけば済むのだから。
まずは冒頭のあらすじ。
或いはシナリオコンセプトの明示。
GMの心構えのためにも是非欲しい。
シナリオの内容はシーン毎に区切るのが一般的だろうか。
後述して情報をまとめておいて、各シーンでは参照だけにしておくのも良い。
NPCの情報は、ネタバレになりやすいため後半にまとめている事が多い。
内容中の初登場の際に参照をつけておくと親切かも知れない。
イベントなどの描写文は記されているとイメージが湧きやすい。
GMはそのまま読み上げてもいいしアレンジしても良い…という注釈が冒頭にあるとなお良いだろう。
NPCの発言も描写文と同様だが、
重要なNPCであれば性格などを元に演じる場合の指針などの記載もあれば親切だろう。
逆におまけ程度の雑魚はあえて名前すら記さないのも、
情報の切り分けにおいて大事なところだ。
罠やギミックの情報を記す場合はデータとしてしっかり作っておいた方が良い。
難しく考えすぎず、できる限り簡潔にまとめるのがポイントだ。
戦闘はその目的をまずハッキリさせること。
そして、戦闘中に取らせたい行動や演出、発言などはそのシーンの最初に存在を明記する。
最後に導入部とエンディング。
ただの情報提示ではなく、セッションに引き込むことを意識した導入が好ましい。
また、シナリオ製作者の意図をまとめるのがエンディングだ。
よってこれらには、演出の文章の作成など多めに紙面を割くことをオススメする。
シナリオにおいて最も残したいモノそれは、
〈シナリオを書いた者の存在感〉だ。
次回は種の芽吹かせ方…
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