幸運にも異世界転移出来たので『ユニークスキル：妖怪召喚』を使って、スローライフを実現させる！

第624話 実験4

「おふざけは此処までにして下さいよ。

　本当に次はないから‥」

アマビエが三又の槍を持っている手に力を入れる。

「別にふざけたわけでは‥。」

ギロリとアマビエに睨まれてしまう。

「で、共通点は？」

アマビエが若干キレ気味に問うてくる。

明日香、緋莉、八重花、九曜、紫花、プリムラの共通点‥

あっ、何も思いつかない。

アマビエの様子を見ると「わかりません」とは言えそうになかった。

マジでわからん。

全員が大妖怪‥プリムラは神龍だから違うし‥

ぬらりひょん、閻魔大王、八岐大蛇、玉藻の前、酒呑童子、神龍‥

ない！

特に共通点なんて見つからない‥

困った。

「まだですか？」

アマビエが急ぐよう圧をかけてくる。

何だ。

このメンツの共通点とは‥

「まだですか？」

ついにアマビエが胸ぐらを掴んでくる。

「ほら、早く！」

アマビエが掴んだ胸ぐらを左右に前後に振ってプレッシャーをかけてくる。

ちょっ、邪魔しないで！

揺らされると考えがまとまらない。

「ほら！」

さらに強くふってくるアマビエ。

その時、一つの共通点を見つけてしまう。

「ん？

　何か思いつきました？

　さぁ、それは何ですか？」

アマビエが顔を近づけてくる。

「このメンツの共通点は‥

　交戦的なところではないでしょうか？」

考えを口にする。

アマビエが無言になる。

‥‥‥‥‥

何だよ、このタメは。

‥‥‥‥‥

「正解！」

なかなか正解と口にしないアマビエを見てみの◯んたを思い出すのであった。

『ふる！』

セオリに突っ込まれてしまう。