第504話 最古
セオリは用があるからと消えてしまったので明日香と2人っきりになってしまった。
話を整理すると普通、妖怪は繁殖が必要ないから妊娠はしない。
が、俺が望んだので妊娠してしまったと‥。
しかも、妖怪の医者は存在しないと‥。
ウン、ダメだ!
ただでさえ妊娠はデリケートな事なのに相談できる人がいないとは‥。
俺が絶望していると明日香が声をかけてくる。
「お医者さんはいないけど、最古の妖怪なら何か知ってるかも‥。」
明日香がいつもの自信のある態度ではなく、不安そうにしているのが気になった。
もしかして最古の妖怪って気難しいのかなぁ‥。
とにかく明日香の事を信じてみよう。
俺は最古の妖怪を呼び出すために召喚用タブレットを取り出すのであった。
「ちょっと、勘違いしてない?
わざわざ呼び出さなくてもいいのよ。
最古の妖怪はイチローも知ってる人よ。
連れてくるから待ってて。」
それだけを言うと明日香は部屋から出ていってしまう。
え?
この屋敷にいるの??
最古の妖怪を全く知らないので混乱する。
それから数分後、ガチャと扉の音がすると見知った妖怪が現れるのであった。
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