第501話 いまさら5


明日香に襲われてしまった‥。

アルツに続いて2人目だ‥。


これは非常にマズイ!


他の嫁さん達もかなりストレスが溜まっていると思われる。


これは早急に手を打たないと‥。


『セオリさん、聞こえてますか?

 どうぞ。』


『もちろん聞こえてます。

 どうぞ。』


俺の悪ノリに付き合ってくれるセオリ。


『精神と時の部屋っぽいのを借りれますか?

 どうぞ。』


『借りれますが、順番は私に任せてくれますか?

 どうぞ。』


順番?

それぐらいなら問題ないか‥。


『全てを任せます。

 どうぞ。』


『了解!

 準備出来たら連絡するね!

 あと、これ面倒だからやめてね。』


セオリに釘を刺されるのであった。


 ・

 ・

 ・

 

明日香はまだ満足しないのか俺の頬にキスを続ける。


「そろそろ話を進めてもいいですか?」


「私は好きにしてるから勝手に進めて。

 チュッ。

 チュッ。」


今度は首筋にキスをしてくる。


「あっ、そこは‥。

 じゃなくて、妖怪の妊婦さん達の診察がアルツでは出来ないらしい。

 誰か妖怪のお医者さんって知らない?」


やっと明日香に本題を伝える事が出来た。


明日香は少し考え込むと口を開く。


「ハッキリ言うと、妖怪の医者は‥。

 存在しないわ。」


明日香の返答に驚くのであった。

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