第336話 夜の事情6


俺の子供って言葉に5人の内の一人が反応する。


「おいおい、お兄さん。こんな大人の私達を捕まえて子供扱いするとは‥。ぶち殺すよ!」


目が少しつり上がった気の強そうな子が怒っているようだ。


「ライちゃん、お客様に怒ったらダメだよ。」


垂れ目の気の弱そうな子が気の強そうな子をいさめる。


「うるさいよ、レイ。私達を子供扱いにしたんだよ!許せない!」


ライと呼ばれる気の強そうな子、レイと呼ばれる気の弱そうな子が言い争っている。


眼鏡をかけた子は何故か本を読んでいる。

ぼーっとしている子は窓の外を眺めている。


そして最後の一人は俺に抱きついて大きな胸を押し付けてくる。


「お兄様、こんなのほっといて早くベッドに行きましょうよ。」


目鼻立ちが整ったこの中で一番可愛い子が俺を誘ってくる。


カオスだ。


「とにかく子供扱いしたことは謝るから、まずは落ち着いてくれ。」


俺は頭を下げて謝罪する。


するとライが反応をしめす。


「ま、まぁ謝るって言うなら許してやるけど‥。」


あっ、デレた。


その後、落ち着いた彼女達と話し合うのであった。

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