第329話 冗談
八重花に無理やりうさぎのステーキを口の中に突っ込まれて、危うく窒息死しそうになったが気がきく兎さんがすぐに水を持ってきてくれたので死なずにすみました。
「お客様見てましたよ。愛されてますね。」
兎さんに揶揄われてしまうが、女性陣は愛されてるという言葉を聞いて顔を赤くしていた。
ウブかよ!
このままの流れで帰れば良かったのに兎さんが余計なひと言をはなつ。
「お客様、私の口移しで食べますか?」
本人は冗談のつもりだったのだろうが、ウチの女性陣はそうは捉えてなかった。
大妖怪が放つ本気の殺気‥。
兎さんは本気で驚いてしまい気を失う。
あーあ、そんなミニスカートで倒れ込んだらパンツ丸見えだよ。
すぐにアイテムボックスから布を出してかけてあげる。
「冗談なんだから、いちいち本気にするなよ。」
一応、女性陣に釘を刺しておく。
兎さんを同僚の女性に引き渡してから食事に戻ることにする。
席についてからバイソンのステーキを食べる。
この料理は塩味だが、うさぎのステーキはかなり手の込んだ味だった。
地球の方が圧倒的に技術が進んでいると思っていたが、異世界もまんざらでもないと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます